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RCAケーブルの比較 No.3
(アナログケーブル)


No.1 No.2 No.4
ACROLINK 6N-A2400U
アクロリンクの前身「アクロテック」は当時、非鉄金属ではトップメーカーだった日本鉱業の社内ベンチャーとして誕生した会社です。1989年に「6N・ストレスフリー」を導体に使用したケーブルで業界に参入。その後、親会社が共同石油と合併(日鉱共石→ジャパンエナジー)や持ち株会社制への移行(新日鉱ホールディングス)を経て、経営悪化によるグループ内の事業整理により、2003年4月にアクロジャパンとして独立しました。

2005年に発売された6N-A2400Uは6N-A2400の後継モデルであり、新たなリファレンスケーブルとして開発されたものです。しかし価格は1.0mで一気に2万円も上がりました。

2芯シールド構造のケーブルで、導体はもちろん6N・ストレスフリー。0.26Фの素線19本の撚り線となっています。絶縁体は高分子ポリオレフィン。シールドはどうやら銅線の編組。内シースは不要振動を抑制するもアモルファス粉体入りの高分子ポリオレフィン、外シースは耐UVポリウレタンです。

プラグは6N-A2400と大きく変わりました。RCAピンは鉄成分を含まないリン青銅の削り出しで、センターピンをパイプ状の中空構造にすることで、電気抵抗を減らしています。
ボディは厚肉ロジウムメッキとカーボンファブリックスリーブのピンプラグカバーを組み合わせて、共振モードの分散と、外部からのノイズの混入を防いでいます。
6N-A2400Uは6N-A2400の後継モデルといっても、音の傾向は変わりました。6N-A2400がプロ・ユースだったのとは違い、オーディオファン向けに開発された製品なので、音のツヤや余韻などが加わったという感じです。

レンジなどオーディオ的には申し分ないのですが、やはりベースは「モニターサウンド」。6N-A2400と同様にウチの中級機主体のシステムで、音楽を聴くには荷が重い。もっぱらCDプレーヤーのテストやオーディオチェックに使っています。
やはり、これを使いこなせるのは能力の高いシステムか、本当のマニアと呼べる人たちに限られてくるかもしれません。

導体抵抗:18mΩ/m、静電容量:70pF/m、価格 55,000円(1.0m.)



ACROTEC 6N-A2400
6N-A2400はACROTECの、創業10周年を記念して作られたモデルで1999年の発売。
プロミュージシャンやエンジニアの要求を満たすケーブルとしてデビュー。ラインナップとしては6Nケーブルの中ではトップグレードでした。

導体はストレスフリー6Nで2芯シールド構造。プラグはドイツWBT社製の「0101」で、ACROTECのロゴとシリアルナンバーが入っています。

音はプロ・ユースということで、いわゆる「モニターサウンド」。ホームユースの製品にモニター的な味付けをしているのではなく、プロ用のケーブルを一般にも販売していると思ったほうが間違いないです。(ケーブルにも「MUSICIAN」と刻印されています)

繊細で正確な音ということは解りますが、融通はきいてくれません。ウチのような中級機主体のB級オーディオには難しいケーブルです。
もちろん機器との相性はかなりでるので、高音が良く出るとか低音の締まりが欲しいなどの目的買いには向きませんし、単に値段が高いので良い音だろうと思って買うと「大ヤケド」になることもあるケーブルです。

価格 33,000円(0.6m)、35,000円(1.0m)、38,000円(1.5m)



ACROTEC 6N-A2050
6N-A2050は1992年ごろに発売されたアクロテックのエントリー・ケーブル。真っ赤でピカピカのシースと太めのガッシリとしたプラグが印象的です。ストレスフリー6Nを使用した同軸構造のケーブルです。

「サウンドは明るめで重心が低い」というのが当時の評価で、付属のケーブルや1,000円クラスのケーブルの買い換え層がターゲット。
ロック、ジャズ、クラシックなどオールラウンド性がウリだった思います。同じようなコンセプトのオーディオテクニカのAT6A48とともにヒット商品となりました。

でも買ってから少したつと物足りなく思えるのもオールラウンダーの宿命。ましてや8,000円〜1万円のクラスは激戦地帯。ケーブルの進歩は早く今では「明るさ」だけが取り柄という感じです。
解像度やスピード感は物足りませんし、レンジの狭さも問題です。音のメリハリは1,000円クラスと同程度で少し強め。

オーディオテクニカのAT6A48と同様に、特長が無いだけに、今となっては使いづらいかもしれません。

価格 6,000円(0.6m.)、8,000円(1.0m.)、10,00円(1.5m)



TARA LABS PRISM 800i-8N
TARA LABSは1986年にオーストラリアで創業したケーブルメーカーで、翌年にアメリカに移転。他のアメリカのケーブルメーカーが中国など海外に生産を移転する中、現在もアメリカでのみ製造を行っています。
世界で最初に6Nの導体を生産したメーカーで、2000年からは全てのケーブルに8N(純度99.999999%)を採用するなど、導体にはこだわりをもっているメーカーです。

PRISM 800i-8Nは2002年の発売。厳選したオーストラリア産の銅を、スーパーアニーリングに改良を加えた「SA-OF8N」(SUPER-ANNEALED-OXYGEN FREE EIGHT NINES COPPER)を使用したケーブルです。

SA-OF8Nの導体に、絶縁材には帯電による歪みを防止するためSVPE(不変化化学原子ポリエチレン)を使用。シースには静電気防止ポリマーを使っています。

音は粒だちが良く、ボーカルは前にでてきます。8Nのせいかどうかは解りませんが、10年以上前のモデルにも関わらず、現在のハイレベルな1000円クラスと比べてもレンジや透明感などはそれほど遜色ありません。特に高音がキレイで、ほど良いツヤを聴かせてくれます。問題は解像度と音場。
ジャンルはクラシック、ジャズ、それにロックとオールラウンドに使えます。

価格 9,000円(0.6m)、10,000円(1.0m)、11,400円(1.5m)、12,800円(2.0m)



TARA LABS PRISM 200i-8N
導体に「SA-OF8N」を使用したケーブルで2002年の発売。何といっても「8N」なのに安いのが魅力で、他社の8Nが何であんなに高いのかと不思議になるくらい。

SA-OF8Nを圧縮撚りとし、絶縁材にはSVPEを使用。シールドは錫メッキ4N銅編み。静電気防止ポリマーのシースとなっています。

音の傾向はPRISM 800iと同じ。高音はクリアで伸びも良いです。低音は若干ゆるめという感じ。レンジはテクニカのEA-1000より少し広いぐらいです。音場はPRIMS 400iよりもバランスがよくナチュラル。

ジャンルはクラシック、ジャズ、それにロックとひととおり聴けますし、各メーカーのCDプレーヤーを試しましたが、相性が問題になることもありませんでした。

価格 5,200円(1.0m)、7,030円(2.0m)



TARA LABS PRISM 5-8N
導体は直径 1.024mmの8Nの撚り線を使用し、アエロスペースポリエチレン絶縁体、錫メッキ編み上げのシールド、シースは静電防止ポリマーを使用したケーブルです。

同じ「8N」といっても、音はPRISM 800iや200iとは、かなり性格が異なります。全体的にフラットで繊細さはありますが、色艶は少なく、おとなしめの音です。

静電容量:32pF/ft

価格 4,800円(0.6m)、6,000円(1.0m)



TARA LABS PRISM 22
TARA LABSは1986年にオーストリアのバージン銅を使用して、世界で初めて6Nの導体を生産したメーカーです。

PRISM 22は1994年ごろに発売されたケーブルで、6N-OFCにスーパーアニーリングを行った導体を使用し、HDPEの絶縁体と銅編組シールドを採用しています。

音に適度な艶があり、広がりも良いです。中低域が厚めでボーカルも前に出てきます。ロックがメインで、たまにジャズを聴くという人にはピッタリかもしれません。プラグの圧着もよいです。

静電容量:115pF

価格 6,500円(0.6m)、7,500円(1.0m)、10,000円(2.0m)



ECOSSE The composer mkU
ECOSSE(エコッセ)はイギリス・スコットランドのケーブルメーカーで、スピーカーやインターコネクト、電源ケーブルなどをメインに販売しています。
「The composer」は下から2番目のグレードですが、イギリスのWhat HiFi誌で「5-star review(5つ星)」に選ばれています。

mkUは2002年の発売で、導体にのモノクリスタルの5N・OFCを使用した同軸構造のケーブルです。ちなみに他社の6Nケーブルと比較しても5Nと6Nの違いはわかりませんでした。
アルミと銀コーティングされたUHP-OFCによる2重シールド。絶縁体はFPE、シースはPVCとなっています。

ジャンルはクラシックやジャズ向きでボーカルにも合います。
ワイドレンジでハイスピードという現代的なサウンドです。高音に独特な艶があり、これが好きか嫌いかで全てが決まるというような、チョッとクセ物のケーブルです。

価格 8,500円(1.0m)
No.1 No.2 No.4











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