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AKAI CD-A70 |
1986年 定価79,800円 |
AKAIのCD-A70は1986年2月に発売されたCDプレーヤーです。 価格は79800円でラインアップ的には前年に発売されたCD-A30(49,800円)の上級機にあたりますが、完全に別設計という訳ではなくCD-A30をベースにグレードアップをはかったモデルです。 このあたりからも当時のAKAIの経営が苦しかったことがうかがわれますが、翌1987年にはダイヤトーンと提携し「A&D」ブランドとして再出発します。 D/AコンバーターはSONY製の16bitDAC「CX20152」に変更し、新たにデジタルフィルターを搭載しています。またオーディオ回路は全体的な見直しが行われています。 電源部は大幅に強化され、デジタル、アナログ別巻線のトランスと独立電源回路、コンデンサのグレードアップや本数の増加、電源コードのキャブタイ化などが行われています。 防振機能は「アンチレゾナンス・コンストラクション」と呼ばれるもので、「ダブル・インシュレーテッド・フローティングメカニズム」や「インシュレーテッド・ペデスタル」は継承し、天板に高分子材料を鋼板でサンドイッチした複合型制振鋼板「アンチレゾナンスニューメタル」を採用しています。 (音質について) DACはSONY製のCX20152にグレードアップしており、CD-A30Ⅱと比べると確かに音質は向上していますが、同じCX20152を搭載したPioneer PD-8030(89,800円)やKENWOOD DP-1000(69,800円)と聴き比べるとかなりの差を感じます。 全体的に音が硬くレンジも狭いです。音場も平面的でPD-8030やDP-1000と比べると「いいところ無し」といった感じ。ベースとなったCD-A30はエントリーモデルとしては頑張ったモデルですが、やはり多少いじったぐらいでは上級機とはなり得ないようです。 |
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(フロントパネル) | |||||||||||||||
CD-A30ではフロントパネルは黒のプラスチック製でしたが、CD-A70ではガンメタのアルミ製となっています。ディスプレィは同じ液晶ですがサイズが大きくなり、曲番・インデックス・経過時間がすべて表示できるようになりました。 またディスプレィの隣にはプログラム用のボタンと10キーが増設。スキップ・サーチボタンの下にはヘッドフォン用のスライドボリュームが装備されました。 プログラミング機構はAKAI独自の「It's Logic機能」と呼ばれるもので、10キーと「And」「To」「Without」というボタンを使いながらプログラムするものですが、手間がかかり使いずらいです。 |
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(シャーシ・内部について) | |||||||||||||||
シャーシはフロントパネルがアルミ製に、天板は「アンチレゾナンスニューメタル」という、たいそうな名前が付いていますが、樹脂を鉄板でサンドイッチした普通の制振鋼板です。それ以外はCD-A30と変わりません。インシュレーターはプラスチック製で接地面に薄い特殊ゴム(硬質ゴム)が貼られています。前側はアルミの化粧リングが取り付けられていますが後ろ側にはありません。 内部は左側にピックアップ・ドライブメカと電源トランス。メイン基板はパーツが増えたために大型化。電源、信号処理、サーボ、システムコントロール、オーディオの各回路があります。 |
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(電源回路) | |||||||||||||||
電源トランスは17.5VAでデジタルとアナログの別巻線としたものです。回路もデジタルとアナログの独立電源となっています。 電解コンデンサーはニチコン製のSMで容量は10V・3300μF。金色のコンデンサはAS-I 25V・2200μFです。 |
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(デジタル回路 サーボ・信号処理・システムコントロール) | |||||||||||||||
サーボ、信号処理回路はCD-A30と同じようにEFM誤り訂正用のチップがSONY「CX23035」。誤り訂正で使用する8bit
CMOSスタティックRAMはEPSON製の「SRM2016C」が使われています。サーボの制御のチップはSONY製の「CX20108」が使われています。 システム・コントロール回路のマイコンは三菱製の「M50745-416SP」に加えて、日立製の8bitマイコン「HD6805S1P」があります。三菱製のマイコンはCD-A30でも同系統のものが使用されているので、日立製のマイコンは新たに搭載されたプログラム機能「It's Logic」用のものかもしれません。 |
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(オーディオ回路) | |||||||||||||||
D/AコンバーターはSONY製の16bitDAC「CX20152」です。デジタルフィルターは2倍オーバーサンプリングです。デジタルフィルターは新たに開発されたもので、2倍オーバーサンプリングですが90dBの減衰量とフラットな群遅延特性を持っています。 DACの後ろは積分・サンプルホールド回路を経て、スイッチング回路で富士通製のマルチプレクサ「MB84053B」を使ってDACからの出力信号をL・Rに振り分けています。ローパスフィルターは7次で可変コイルと銅箔スチロールコンデンサーが使われています。 オーディオ回路にもニチコン製の金色のコンデンサ「AS-I」が投入されています。積分回路やラインアンプで使われているオペアンプは三菱製の「M5238」です。 |
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(ピックアップ・ドライブメカ) | |||||||||||||||
メカはCD-A30と同じです。ピックアップやスピンドルのユニットは、小さく薄い鋼板製のマウントに取り付けられ、メカシャーシからゴムとスプリングでフローティングされています。クランプはチャッキングアーム式。 ピックアップはSONY製のKSS-123Aを採用。スライド機構はギヤ式です。トレイのローディングもベルトではなくギヤ式となっています。 |
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(出力端子) | |||||||||||||||
出力端子はアナログが固定1系統。サブコード端子も装備されています。 | |||||||||||||||
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上:CD-A70(1986年) 下:CD-A30Ⅱ(1986年) |
周波数特性 | 5Hz~20kHz±0.5dB |
高調波歪率 | 0.003% |
ダイナミック レンジ |
95dB以上 |
S/N比 | 95dB |
チャンネル セパレーション |
90dB |
消費電力 | 14W |
サイズ | 幅440×高さ89×奥行260mm |
重量 | 3.9kg |
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