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Topping E30

2020年 オープン価格





Topping E30は、2020年3月に発売されたハイレゾ対応のUSB-DACです。

ヘッドホンアンプのL30と組み合わせて使うために開発されたDACで、同一のデザインが採用されています。カラーはブラックとシルバー、レッド、ブルー、グレーの5色があります。

型番が「E」となっていますがD30の後継モデルとなります。※D30Proは「D30」の名前は付いていますが、中味も価格もD30とは全く別のモデルです。

オープン価格ですが、実売価格は13,500円~20,000円。


メーカーのToppingは日本では、デジタルアンプのTP10やTP20シリーズのヒットにより有名で、2007年ごろから始まった「中華デジアン」ブームの立役者です。

しかし 中国では2015年以降、人件費やパーツ価格の上昇で、TOPPINGやS.M.S.Lが値上げや内容のダウングレードをやっている間に、FOSI AUDIやAIYIMA、SABAJ、NobsoundとDouk Audio(同じ会社が運営)などが台頭してきて、低価格帯の市場の勢力図を塗り替えてしまいました。

そのため現在のTOPPINGはデジタルアンプは2機種に縮小。デスクトップサイズのUSB DACとヘッドフォンアンプを主力商品として、ラインアップも昔は無かった高額商品にシフトしています。(いわゆる差別化というやつです)



Topping E30は32bit/768kHzのPCMと、DSD512(DSD 22.4MHz)に対応しており、単純にスペックだけを見るとコスパの高いモデルです。

DACは旭化成エレクトロニクス (AKM) の32bit/768kHz AK4493EQを搭載しています。

AK4493EQは2018年に登場したデルタ・シグマ型のDACで、DSD512とDoP256再生機能や、広い信号帯域・低帯域外ノイズ特性を実現するOSR-Doubler 技術を採用しています。
デジタルフィルターの切り替え機能を搭載しており、PCMで6つモード、DSDで2モードが切り替えできます。

USBインターフェイスにはコントローラ機能を持つXMOS XUF208。S / PDIFインターフェイスはAKM AK4118を採用しています。


E30の動作モードはDACモードとプリアンプモードが用意されており、プリアンプモードでは音量の調整ができます。
ただし、USB-DACでボリュームを低くするということは、アンプ側から見ると入力の弱い信号が入ってくるので、音質の劣化につながることが多いので注意が必要です。


他には入力信号によって、自動的に電源オン/オフするスタンバイ機能やミューティンク機能があります。
新しい製品ですが、Bluetoothは搭載されていないので、有線による接続しかできません。


入力端子はUSB入力がPCMが最大32bit/768kHz。DSDネイティブがDSD64~DSD512、DoP(DSD over PCM)がDSD64~DSD256(11.2MHz)に対応。

S/PDIFは光と同軸端子があり、最大24bit/192kHzのPCMに対応しています。

出力端子はRCA端子だけです。


操作は付属の専用リモコンと、フロントパネルの多機能タッチボタンから行います。
リモコンからしか操作できない機能や、DACモードとプリアンプモードの切り替えのように、フロントパネルでしか操作できないものがあり、取り扱い説明書(日本語)の解説のまずさもあって、操作を理解するのに少し時間がかかるかもしれません。


付属品は電源ケーブルとUSBケーブル (A to Bタイプ)です。RCA ケーブルは同梱されていないので、別途用意する必要があります。



Topping E30はAK4493EQの搭載により、スペックだけを見ると高級DAC並みですが、世の中はそれほど甘くありません。

またAK4493はハイエンドのESOTERIC K05XS、K07XSで使われているからと、色めきたった人もいるかもしれません。


USB-DACの場合は、いくら音質の良いDACを搭載していても、DACに安定した電気を送ることが重要で、この回路が不十分だと音質が劣化します。

「MY電柱」の話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、オーディオ機器で良い音を出す場合は電源がとても重要となっります。それはこのような小型のオーディオ機器でも同じです。


E30の場合は利便性を考えて、5V電源を採用したと思われますが、電源の容量という点では不足気味です。

DACやオーディオ回路は大きな音や楽器がたくさん演奏されると、電流の消費量が増えます。でも音楽はそんなことは、おかまいなしで音が大きくなったり、小さくなったりします。楽器も合奏のパートもあれば、ソロのパートもあります。

USB-DAC(デジタルアンプも同じ)の回路では、これに合わせて、電流が増えたり減ったりを繰り返します。
音楽の旋律によっては急に増える場合もあり、その場合は電流が不足するので、電解コンデンサ(簡単にいうとバッテリー)から、電気を流して補います。
E30はこのバッテリーが小さく、すぐに電気が無くなる可能性があります。

電流が不足すると電圧が下がるため、DACは正確なD/A変換が出来なくなります。音が途切れることはありませんが、音質は悪化します。


またUSB-DACではノイズも音質に影響を与えます。E30の中にあるXMOSやS/PDIFインターフェイス、マイクロコントローラは内部で高速なスイッチング動作をするため、ノイズが発生します。さらにUSBケーブルを伝わってパソコンのノイズも入ってきます。

このノイズが、いろいろな経路でDACやその後ろのオーディオ回路に入りこみ、音質を悪化させます。

もちろんメーカーも解っていて、回路でノイズを減らす対策をするのですが、E30はその部分が貧弱で、効き目が薄いと思ったほうが良いです。


こういったノイズの中で、やっかいなのが高周波のノイズで、DACの後ろにあるローパスフィルターで取り除きます。

ローパスフィルターは音質への影響が大きい重要な回路ですが、E30は簡易な回路で、上記のようなノイズを取り除くには役不足です。また良質なパーツも使われていないようです。

ただし、これはE30だけの話ではなく、TOPPINGやSMSLなどのUSB-DAC全体に言えることです。


オーディオ製品は半導体価格などの上昇により、昨年から値上げラッシュですが、E30は価格が下がり続けています。よっぽど人気がないのか、製造原価がかなり安いのかもしれません。






(Windows用ドライバー)
Windows10の標準ドライバーでも動作しますが、動作が不安定になることもあり2020年8月に改良版のドライバーがリリースされました。

最新のドライバー2021年8月のリリースで、Toppingのサイトからダウンロードできます。

プレーヤーアプリによっては通常のドライバー(DIRECT SOUND)と、ASIOやWASAPIの音質がまるで違う場合もあるので、新しいドライバーをインストールしたうえで、きちんと設定を行ったほうが良いです。


DSDの再生には、パソコンやスマホのプレーヤーアプリが、DSDに対応していることが必要になります。アプリによってはDSDの出力を、PCMに変換した後にダウンコンバートして出力するものもあるので、注意が必要です。



(外部電源とUSBケーブルについて)
外部電源はDC5VでUSBバスパワーと同じですが、USBケーブルを取り付けただけでは、動作しません。

電源を取るには付属の電源ケーブルをDC IN端子に装着する必要があります。この電源ケーブルの片方はUSB TYPE-A端子なので、パソコンのUSBポートに差し込めば、電源がとれます。またスマホなどの5V充電器でTYPE-A端子があるものも利用できます。

音質向上のためにACアダプタ(AC-DC)を使用する場合、電圧は5Vでプラグの外径は5.5mmのタイプなので注意が必要です。


実際に5V・4AのACアダプタを購入して試してみましたが、中音域が少し良くなったかなという程度で、期待したほどではありませんでした。

デスクトップオーディオで、USBバスパワーからACアダプタにすると、音質が向上するものが多いのですが、E30は内部の電源回路がとても貧弱なので、それが原因かもしれません。


電源回路な貧弱な機器で効果が高い「Petit Tank DC電源ノイズクリーナー・バルクキャパシタ」を試してみました。

ただし、突入電流の問題で1A未満、PSE認証のマークがないACアダプターでは使用ができないので注意が必要です。

結果は5Vと電圧が低いせいか音が途切れることもあり(E30の問題ではなく、ACアダプタとPetit Tank間の問題 )、音質もたいした改善は見られませんでした。


その他、ヘッドホンアンプのL30といっしょに使う人もいるかと思いますが、L30のアダプタは15VのAC出力で、これをE30(DC入力)につなげて破損させたケースがあるそうです。


※amazonの商品説明では「充電」という言葉が出てきますが、バッテリーを内蔵していないので、充電はできません。

付属品 電源ケーブル



(ハイレゾ音源について)
ハイレゾのブームのピークは5年ぐらい前で、一般の人からは「オワコン」などと呼ばれてもいます。

確かに新譜の数が少なくなり、それも24bit/96kHzが中心になっていますし、e-onkyoなどの配信サイトでは、常に値引きキャンペーンが行われているので、「終焉」に近づくパターンとも言えます。

E30はPCM 32bit/768kHzをサポートしていますが、32bit音源は2015年~2016年にアニソンを中心に音源が作られただけです。32bit音源を聴きたければ、この音源を購入する他ありません。

DSDは新譜が出ていますが、それでも国内では1年に20タイトルもありません。それがDSD256(11.2MHz)となると、もう少し数が減ります。
DSD512(22.4MHz)音源はネットで探しても見つからないぐらい無いです。

ハイレゾ配信で有名な2Lのサイトには無料でダウンロード(登録不要)できる音源があります。同じ曲をCD、24BIT/352.8kHz、DSD256、MQAなどで聴き比べられます。


※既存の16bitや24bit音源をアップサンプリングして、コンバートすれば音が良くなると思う人もいるかもしれませんが、そう単純ではありません。



(音質について)
スペックは素晴らしいのですが、音はその数字には全くついてきません。
ハッキリ言うと「良くない」です。

レンジが狭く全体的に音が平面的で痩せていて、いわゆる情報量が少ないです。ハイレゾ音源を聴いても滑らかさはありません。

解像度が低いので、曲のイントロは良いですが、楽器の数が増えると音の混濁が始まります。また細部の音は潰れています。

低音はプレーヤーアプリによって、かなり出方が違います。低音が足りないと思う場合は、アプリの変更によって改善されるかもしれません。
※組み合わせるスピーカーの能力によっても低音の出方は変わります。

デジタルフィルターの切り替えによる音の変化は小さいです。いっしょに使うデジタルアンプによっては、音の違いが気づかない場合も出るかもしれません。音の違いや他の機器との相性を改善するものではなく、微調整用なのかもしれません。


音を比較すると24bit/96kHzのDAC-SQ5JHUD-mx1にあっさりと負けます。それどころか前モデルのD30よりも音が悪い。曲やジャンルによっては、DAC-X4Jにも負けてしまいます。

上記の4モデルは、いずれも基本に忠実な設計と高音質パーツを使っています。
HUD-mx1はE30よりも10年以上古いモデルですが、高音質のパーツを使い、電源部も安定化とノイズ対策をしているので、音に差が出ても不思議はないです。


いくらAKM AK4493やXMOS XU208を使っていても、E30にはそれらの実力を発揮させる電源回路はありません。またXMOSなどのインターフェイスICから出るノイズが、オーディオ回路に侵入して音質を悪化させます。

実際には、それらに加えてUSBケーブルからパソコンのノイズが入ってくるのですが、これへの対策もされていません。


E30はPCM 32bit/768kHzとDSD512に対応しているのが魅力ですが、逆に言うとそれしかないUSB-DACです。

実際に聴くのがストリーミングだったり、配信サイトからのAACなどのダウンロード、CDのリッピング、24bit/96kHzまでのハイレゾだったら、E30よりも安くて音が良いUSB-DACはたくさんあります。


amazonなどの口コミでは評判が良いので、購入を検討している人も多いと思いますが、E30は新製品の割にメルカリオークションに出てくる玉が多いので、少しでも安く入手したい場合は、そちらを探すのも良いかもしれません。






(内部について)
10年ぐらいの前のToppingやS.M.S.Lの製品は、高音質パーツをふんだんに使いコスパがとても高かったです。

現在は、中国でも人件費や部品代が高騰しています。また両社の設計ポリシーが、明らかに「パーツにお金をかけて高音質」から「手抜きをして高利益」にシフトしているので、昔のイメージで製品を購入するのは注意が必要です。

例えばS.M.S.LのM400は9万5000円ぐらいで販売されていますが、中味はスカスカです。一番高いパーツはDACのAKM AK4499EQで、メーカーならば9,000円で調達可能。次がXMOS XU216で、こちらは高くても1,500円ぐらい。CPLDのAltera MAX2は1,000円。そうやって計算していくと製造原価は4万円ぐらいで出来ます。


DACですので、オーディオ回路と電源回路に力を入れてもらうと音が良くなるのですが、E30で一番お金がかかっているのはデジタル回路です。

USBのインターフェイス回路には、USBコントローラのXMOS XUF208と、adesto製のSPI(シリアル・ペリフェラル・インタフェース)シリアル・フラッシュメモリ AT25SF041。

S/PDIFのインターフェイス回路には、AKM AK4118とTI製のオクタル・バッファ(ラインドライバー) HA244。

ディスプレィやスイッチの制御には、STマイクロの STM8S005 8ビット マイクロコントローラが使われています。


E30のDACはAK4493EQです。電圧出力なのでI/V変換回路はありません。DACの後ろは差動合成、ローパスフィルター、ライン出力回路があります。

このDACから後ろのオーディオ回路は、前モデルのD-30や下級機のD-10のほうが、回路のレベルが高く、音質の良いパーツが使われています。

電圧出力の場合、DACの後にバッファアンプを置いて、ゲインの調整をしたりするのですが、AK4493EQにゲイン調整機能があるせいか、バッファアンプはありません。(E30がゲイン調整機能を使っているかは不明)

差動合成用のはオペアンプは、表面実装型のTI製のOPA1612(1個)です。直付けなので交換はできません。

DACの後ろにあるローパスフィルターも音質に大きな影響を与えます。E30はRCフィルターで次数が少ない簡易な回路です。

アクティブフィルターではないので、マイコンやインターフェイスICのノイズ、そしてパソコンからのノイズを取り除くには役不足です。また良質なパーツも使われていないようです。


その後ろには出力用のアンプIC(メーカー不明)があります。16PINタイプのICですが、シングルエンドや差動入力など用途に応じた、いろいろなアンプがあります。TIやアナログデバイス製が有名ですが、これは中国メーカー製かもしれません。

本来ならば差動合成やローパスフィルターのオペアンプでゲインを稼いで、バッファーアンプでインピーダンンス調整としたほうが音質は良いのですが、ToppingやS.M.S.LのDACではオペアンプの数を減らすために、この出力用のアンプICが良く使われます。



電源回路は5Vの電源をICごとに降圧して給電していますが簡素な回路です。E30のほうが価格が高いにも関わらず、FX-AUDIO-のDAC-SQ5Jと比べてしまうと、悲惨な回路でレベは3~4ランクぐらい下になります。

DAC-X4J(3210円)と比べてもレベルは下で、Toppingさん儲け過ぎでしょと言いたいぐらい。

もっとも上級機のD-50/D-50sは、全体で電解コンデンサが、25V 470μFが1個だけという、「すごい」設計だったので、進歩?しているのかもしれません。


USB-DACの電源部はノイズ対策と安定化が重要ですが、5V電源はバスパワーもACアダプタも電源容量が小さいので、キチンとした電源回路にしないと、音は途切れないものの、音質は悪化します。

E30のXMOSなどデジタル回路用の電源は、十分とは言えないまでも、レギュレータとバルクコンデンサで、電圧別に供給されていますし、バイパスコンデンサでノイズ対策もあります。

問題はDACとオーディオ回路用です。音質を考えるならば、電圧変動などが起きないように、作らなければいけません。

ところが電解コンデンサ 6個のうち、2個は平滑コンデンサです。容量は25V・470μF x 2しかありません。

安定した電源に必要な4つあるバルクコンデンサのうち、3つはデジタル回路につながっています。つまりオーディオ専用は25V・100μFが1個だけです。悪く言えば音質は「二の次」で、あくまで再生できればよいという回路です。

ハイレゾ対応といっても、DSDなどの大きいファイルを再生した時、つまりデータ量が大きく、DACなどの消費電流が増えた場合のことまでは考慮されていません。(そこまですると、かなりコストが増えます)


USBのバスパワーや外部電源からの、ノイズ対策も全くありません。

またノイズは電源だけでなく、オーディオ信号のラインからも入ってきます。USBケーブルを伝わってパソコンから入ってきたノイズや、マイクロコントローラなどで発生したノイズは、パスコンだけでは取り切れません。

マイクロコントローラやインターフェイスのノイズはノイズは電磁波であり、言い換えれば電波です。それが放射ノイズとなってオーディオ回路に侵入します。

E30の場合、オーディオ回路とマイクロコントローラやインターフェイスの距離が近いので、影響は少なくありません。



(AK4493EQについて)
AK4493EQはAK4497の技術やノウハウを投入して開発されたDACで、AK4490EQの上級機となります。2018年1月の発売。

価格は問屋から1000個で買うと640円ぐらいなので、Toppingなどのメーカーの調達価格は500円台だと思います。

AK4493EQはマルチビツトのデルタ・シグマ型DACです。

AKMの新世代オーディオデバイスに与えられる「VELVET SOUND」ブランドのDACです。
VELVET SOUNDは、サウンドフィロフィーを「原音重視」とし、 技術や性能を高めながら感性に響く音を求めていくというものです。

AKM独自のローディストーション (低歪み)・テクノロジーによりTHD+N(全高調波歪み率+雑音)特性-113dBを実現。
またOSRD(Over Sampling Ratio Doubler)テクノロジーにより、帯域外ノイズを大幅に低減しています。


DACの中で信号はデジタルアッテネ―タ(DATT・SoftMUTE)を通り、PCMはデジタルフィルターを経て、DSDはデジタルフィルターをパスして、デルタ・シグマモジュレータに入ります。

デジタルフィルターは、過渡応答波形をコントロールするIRDフィルター (Impulse Response Designed Filter)で、内部は36bitで処理しているようです。
フィルターモードはPCMで6モード、DSDで2モードの切り替えができます。

アナログ変換部(ローパスフィルター)はSCF(スィッチド・キャパシタ・フィルタ)です。アナログ変換と同時にシェービングノイズなどの除去も行っています。

シーラスロジックのDACもSCFを使用していますが、回路的にはSCFの後ろにローパスフィルターを組み合わせています。AK4493EQは不明です。

出力は電圧型の差動出力です。



(XMOS XUF208について)
USBコントローラはXMOS XUF208です。XUF208は内部に強力なマルチコアのマイクロコントローラを搭載しているので、インターフェイスではなく「コントローラ」と呼ばれます。
コアプロセッサは32ビット・8コアで処理速度は1000MIPS。

XUF208はメーカー側でプログラミングすることで、USBインターフェイスだけではなく、いろいろな家電品や自動車、産業用機器、ロボットなどに、組み込みんで活用が出来る製品として開発されています。

でもオーディオメーカーのほとんどは、32bit/768kHzやDSD512のデータを受け取れるインターフェイスとしてしか使っていません。

一時期、XMOSだから音が良いみたいな話が出回りましたが、これはXMOSのことをよく解らない人がいい始めたようです。ちなみにXMOSの中ではアップサンプリングやアップコンバートのような作業は行われていません。


DAC AKM
AK4493EQ
USBコントローラ
XMOS XUF208

S/PDIFのインターフェイス
AKM AK4118
SPIシリアル・フラッシュメモリ
AT25SF041

差動合成用のオペアンブ
TI OPA1612(右)

出力用のアンプIC(左)


Topping E30のスペック

入力データ
(USB)
(PCM)
16bit~32bit
44.1kHz~768kHz

(DSDネイティブ)
DSD64~DSD512

(DoP)
DSD64~DSD256
入力データ
(光・同軸)
(PCM)
16bit~24bit
44.1kHz~192kHz
S/N比 121dB(1kHz)
高調波歪率 0.0003%(1kHz)
ダイナミックレンジ 119dB(1kHz)
クロストーク -130dB(1kHz)
チャンネルバランス 0.3 dB以下
電源端子 DC5V/1A センタープラス
サイズ 幅100×高さ32×奥行125mm
重量 265g





USB DAC
デジタルアンプ
ヘッドホンアンプ
DAP
イヤホン
ヘッドホン
オーディオケーブル
PCオーディオTOP
オーディオTOP






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