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XLRケーブルの比較




XLRはバランス接続用のコネクタ・端子です。もともとはアメリカのキャノン社が開発した端子で、そのためキャノンプラグとも呼ばれます。

XLRケーブルのコネクタはRCAケーブルとは違い、両端で形状が異なり、メスとオスになっています。

オーディオではCDプレーヤーやDACと、アンプの間のバランス伝送用のケーブルとしてよく使われます。

バランス伝送では、送り出し側の機器はHOTの線で正しい信号を送り、COLDの線では位相を反転させた信号(逆相)を送ります。

信号を受けた機器では、反転させた信号を回路で元(正相)に戻し、HOTの信号と合成します。そうすると、伝送の途中で入り込んだ、ノイズ成分が打ち消し合います。
このため、バランス伝送はノイズに強いと言われます。

理論上は確かに効果があるハズですが、距離が短い場合や、他の機器がノイズ対策をしていると、思ったより効果が出ないケースもあります。

※イヤホン・ヘッドホンのバランス接続は、これとは仕組みが違います。ネットの記事では違いがわからず、話がごちゃ混ぜになっているものも多いです。


またXLRコネクタではホット、コールド、グランドのピンの配置(ピンアサイン)が、機器によって異なることがあります。特に古い機器やメーカーが違う機器を、接続する場合は確認をしたほうが良いです。



XLRケーブルの種類は多いですが中味はピンキリで、バランス接続でも、アンバランスのRCAケーブルよりも、音が悪い物がたくさんあります。

その他に接続機器のバランス回路や、反転回路の作り方などでも音は変わってきます。


Zonotone 6NAC-Granster 3000α


6NAC-Granster 3000αは2015年6月の発売。端子はRCAプラグとXLRコネクターの2種類があります。

XLRコネクターケーブル(1m)の、発売時の価格は22,900円ですが、現在は25,000円に値上げされています。

左右2本で1セットの商品ですが、ホームシアターのセンタースピーカーやサブウーファーなどの用途を想定して、1本売りの「6NAC-Granster 3000α AV」も販売されています。


導体は6NCuを中心に、PCUHDとHiFC、OFCの4種類のハイブリッド導体です。サイズは0.78スケア。

PCUHDは古河電工が開発した導体で、「Pure Copper Ultra High Drawability」の略です。

純度は4N銅(99.99%)ですが、原材料の介在物や不純物の混入を徹底的に管理して、酸素(不純物)量を通常の半分以下にコントロールした無酸素銅線(OFC)です。

HiFCは日立金属が開発した導体で、やはり4N銅(99.99%)ですが、銅に極微量のチタンを添加することで、6N銅(純度約99.9999%)相当の軟化特性や優れた導電性、耐屈曲疲労特性などの特長を持っています。


ケーブルの構造は4芯ダブルシールドで、絶縁体はポリエチレン。介在は綿糸。シールドはアルミラップと高密度の錫メッキ銅編組による2重シールドです。シースはPVC。
ケーブルには方向性の表示があります。

XLRコネクタはノイトリック社のNC3FXX-B(メス)と、NC3MXX-B(オス)を採用しています。






導体:6NCu、PCUHD、HiFC、OFCのハイブリッド導体
導体サイズ:0.78sq
ケーブル径:8.5mm

価格 25,000円(1.0m)
   31,000円(1.5m)





ACROLINK 7N-A2200ⅢXLR


6N-A2200IIの後継モデルで2012年の発売。ハイレゾ環境に余裕を持って対応するために開発されたケーブルです。

7N-A2400Ⅲと価格の差は4万円と大きいですが、同じD.U.C.C 7N導体やケーブル構造を採用しており、細部のスペックが少しずつ違うという感じのケーブルです。

このところオーディオケーブルは、原材料費の値上がりを遥かに超える、異常なほどの値上がりとなっています。
特に高額ケーブルになるほど、少しの内容のグレードアップで、価格が大きく跳ね上がる「手法」をとっているので注意が必要です。


ACROLINK 7N-A2200ⅢXLRは、導体にD.U.C.C 7N(99.99999%以上)の高純度Cuをこのクラスで初めて採用しました。

D.U.C.C.(Dia Ultra Crystallized Copper)は、三菱電線工業が開発したオーディオ用の高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えています。

結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなるため、音質上のメリットが大きくなります。
また結晶の方向性揃えるために母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化し、オーディオ信号の伝送に最適な方向性を得ています。


7N-A2200ⅢXLRでは、0.18φの素線を34本使用。ホット、コールドをそれぞれ逆方向(右巻き・左巻き)に撚りあげて、線間ノイズをキャンセルしています。

ポリオレフィンの介在で振動を抑制。銅箔テープと4N5 OFC横巻きシールド、自然素材の紙テープなどでシールド層を形成しています。
シースは高分子ポリオレフィンです。一般的なPVCに比べ約1/4の低誘電率特性を持ちます。


コネクターは新規開発したオリジナル品で、コンタクトピンはオス側に高品質の真鍮無垢材、メス側には導通特性に優れたベリリウム銅を採用しています。メッキはダイレクトロジウムメッキです。
コネクターケースは振動を抑えるために亜鉛を採用しています。



導体:7N銅 D.U.C.C
導体抵抗:19mΩ/m
静電容量:99pF/m
ケーブル径:9mm

価格 24,000円(1.0m)
   31,000円(1.5m)





モニターPC PC-082

ドイツのモニターPC(現インアクースティック)のXLRケーブルです。モニターPCはESA(欧州宇宙機関)でも使用されるなど、ヨーロッパの代表的なケーブルメーカーのひとつです。


PC-082はケーブルの中心にPVCの中心絶縁材を置き、プラスとマイナスの導体とポリエステルの絶縁体を巻き付けた「二重同軸」構造のケーブルです。

導体は「シルバーライン」と呼ばれる純銀コートOFCで、φ0.18mmx25本をスパイラル状に巻き上げています。

プラス側とマイナス側は、互いに逆のスパイラルとなる撚り線のため、打ち消し効果で誘導障害を防いでいます。
これにより低損失で、ハイスピードレスポンスを実現しています。

シールドはOFCの錫メッキ編組(φ0.12mmx6本x24打)。シースはPVCです。

キャノンプラグ(XLR)は日本のITT製です。ITTは防衛省やJAXAの認定を取得しているコネクタメーカーで、プロ用音響機器や、医療機器、自動車産業、鉄道車両、通信、航空機、宇宙など、多くの分野での実績があります。


ちなみにRCAプラグ仕様では、プラグにソルダーレスコネクタを使用。シールド編組の一端だけを、マイナス側に接続してアース。もう一方は解放しているため、信号ラインは影響せずに外部ノイズを遮断しています。


導体:純銀コートOFC
構造:二重同軸
導体抵抗:28mΩ/m
静電容量:117pF/m
ケーブル径:8mm

価格
1X 15,000円(1m)
1.5X 17,000円(1.5m)
2.0X 19,000円(2.0m)






RCAケーブル 電源ケーブル
スピーカーケーブル バナナプラグ・Yラグ
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