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SONY WF-SP700N のレビュー

オープン価格 発売時 23,000円



SONY WF-SP700Nは、2018年4月18日に発売された完全ワイヤレスイヤホンです。発売時の実売価格は23,000円ぐらいでした。


WF-SP700Nの特徴は、ノイズキャンセリングと防滴性能を両立させたことです。外部のノイズを集音するマイク部分を、水滴から保護するためのメッシュ部を改善したそうです。
といっても防水性能はIPX4なので、ちょっと弱いです。


ノイズキャンセリングは、専用回路を搭載するのではなく、DNC(デジタルノイズキャンセリング)というソフトウェアエンジンで、騒音を打ち消す効果のある信号を生成しています。

そのため専用回路の搭載モデルと比べると、どうしてもキャンセリング性能は弱くなります。

またこのマイクで周囲の音を取り込む、アンビエントサウンド(外音取り込み)モードに対応しています。


WF-SP700Nのドライバーは、ネオジウムマグネットやCCAWボイスコイルを採用した口径6mmのダイナミックドライバを搭載。オーディオ コーデックはSBCとAACです。


Bluetoothは4.1で、充電ケースから取り出すだけで、自動的にペアリングします。NFCにも対応。またイヤホンだけで電源のON/OFFが可能です。

そのため外出時に充電ケースの携帯が不要と言いたいところですが、実際にはそうはいきません。


アップル AirPodsのバッテリーが5時間持つのに対して、WF-SP700Nのバッテリーは、音楽再生で最大3時間、連続通話で3.5時間と本体がデカい割に持ちません。さらにイヤホンの充電も約1.5時間かかるなど、バッテリーはこのイヤホンの弱点のひとつです。


ハンズフリー通話が可能で、操作はタッチパッドを使用したワンタッチ操作が可能で、音楽の再生、一時停止、曲送り、曲戻し、通話開始、通話終了、SiriやGoogleアシスタントの起動などの操作が可能です。

WF-SP700Nの使用方法

ボリュームのコントロールはスマホやDAPで行います。


付属品はマイクロUSBケーブル、ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L 各2)、アークサポータ-(M/L各2)、充電ケース。

カラーはブラックとホワイト、イエロー、ピンクがあります。



ペアリングについて


基本的にはスマホやDAPとのペアリングは良いのですが、イヤホン本体のバッテリーが少なくなると、とたんに繋がりにくくなるので注意が必要です。



音質について


発売された時は人気のあったモデルですが、価格ほど音は良くありません。

完全ワイヤレスイヤホンにありがちな、こもり感があります。また解像度や透明感も悪いです。レンジも狭い。

高音、低音はフラットの近いですが低音が強めに出ます。このため高音や中音が、低音にマスキングされて、音質が悪化しています。

イコライザーで調整してやると、だいぶ良くなりますが、有線のイヤホンでいうと、3,000円クラスにも負けてしまうような音です。

完全ワイヤレスイヤホンで比べると、JBL Freeには完敗。価格がずっと安いAnker Zolo Libertyにも負けます。


SONYのイヤホンとしては珍しく、音についてのネットでの評判が悪いです。メーカーの生産はすでに終了していますが、在庫はかなり多いようで、実売価格は発売時の1/3ほどになっています。



フィット感について


イヤホン本体は少し大きめですが、音筒が長くイヤーピースもロングサイズが付属しているので、耳の穴にしっかりとはまり、フィット感は良いです。またイヤーフックの効果も高いと思います。






SONY WF-SP700Nのスペック

装着方式 カナル型
駆動方式 ダイナミック型
ドライバーユニット 6mm ネオジウムマグネット、
    CCAWボイスコイル
周波数特性 20Hz~20kHz
Bluetooth規格 4.1
対応プロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック SBC、AAC
防水 IPX4
充電時間 1.5時間
音楽再生時間 3時間
重量 イヤホン:約7.6g
充電ケース:約45g
付属品 マイクロUSBケーブル、ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L 各2)、アークサポータ-(M/L各2)、充電ケース。





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SONY WF-SP700Nの音質とレビュー・評価