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JBL Free のレビュー

オープン価格 実売 14,880円



JBL Freeは、2017年12月に発売されたイヤホンで、JBL初の完全ワイヤレスイヤホンとなります。


イヤホンは5.8mmのダイナミックドライバを搭載。1万5,000円という価格ですが、オーディオ コーデックはSBCのみ。


Bluetooth 4.2を採用。充電ケースから取り出すだけで、自動的にペアリングします。

またイヤホンだけで電源のON/OFF可能なため、充電ケースを持ち歩かずに使用することもできます。


ハンズフリー通話が可能で、操作はタッチパッドを使用したワンタッチ操作が可能で、音楽の再生、一時停止、曲送り、曲戻し、通話開始、通話終了、SiriやGoogleアシスタントの起動などの操作が可能です。

ボリュームのコントロールはスマホやDAPで行います。


イヤホンのバッテリーは、充電2時間で、約4時間の音楽再生が可能。充電ケースは約20時間の充電に対応しているそうです。


付属品はイヤチップ(S、M、Lサイズ)、ソフトカバー(M、Lサイズ)、充電ケース、Micro USB充電ケーブルです。

カラーはブラックとホワイトがあります。



ペアリングについて


スマホやDAPのペアリングは良いのですが、ネットやマスコミで書かれているように、左右のイヤホンのペアリングの切れやすいです。

駅などの人込みの中ではBluetooth機器同士が干渉して、ペアリングが切れることは、しょうがない部分がありますが、家の中で椅子に座っている状態でも、けっこう切れます。

また充電ケースから取り出しても、スマホやDAPとペアリングしない時もあり、イヤホンを再度ケースに戻して、取り出すとつながったりします。


イヤホン本体に搭載されているBluetooth用のICは、ボタンを長押しすると電源のON/OFFが可能な仕様になっていますが、実際には電源をOFFにして、再度電源をONにした時に、左右のペアリングがうまく行かないことが多いです。
そのため、外出時も充電ケースを持ち歩かなければなりません。


ペアリングに関しては、価格が1/3程度の中国製の完全ワイヤレスイヤホンよりも悪いです。
接続が不安定というよりも「使えない」と言ってもよいかもしれません。



音質について


完全ワイヤレスイヤホンにありがちな、こもり感はよく抑えられています。

音はフラットではなく、中音重視のカマボコ型に近いです。高音や低音は少し弱めに出るので、ドンシャリが好きな人には物足りないと思います。

解像度と透明感は不足。細かい音の再現力も不十分です。レンジも狭いです。
「JBL」の看板を背負っているのにも関わらず、1万5,000円という価格を考えると物足りないです。

全体としては「良い音」というよりも、「聴きやすい音」に仕上げられています。

向いているジャンルはジャズやロック。クラシックや打ち込みが多いアニソンには不向きです。



フィット感について


イヤホン本体は少し大きめですが、あまり違和感はありません。

耳へのサポートはイヤチップとソフトカバーだけで、イヤーフックが無いため、走るなど少し激しい運動をするとズレたり、落ちたりするので、通勤や通学時は要注意です。





JBL Freeのスペック

装着方式 カナル型
駆動方式 ダイナミック型
周波数特性 10Hz~22kHz
Bluetooth規格 4.2
対応プロファイル A2DP v1.3、AVRCP v1.6、HFP v1.6、HSP v1.2
対応コーデック SBC
防水 IPX5
重量 イヤホン:約15g
充電ケース:約84g
付属品 イヤチップ(S、M、Lサイズ)
ソフトカバー(M、Lサイズ)
充電ケース
Micro USB充電ケーブル





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デジタルアンプ
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JBL Freeの音質とレビュー・評価