ＴＯＰ　＞ PCオーディオ ＞ ヘッドホン ＞ audio-technica ATH-WS99BT

audio-technica ATH-WS99BT

audio-technica ATH-WS99BTは、2014年11月21日に発売されたBluetooth・ワイヤレスヘッドホンです。 オープン価格ですが発売時は27,000円ぐらいで販売されました。 低音再生にポイントを置いた「SOLID BASS」シリーズのヘッドホンで、ワイヤレスと有線の２WAYでの使用ができます。 型番からいうと有線ヘッドホンのATH-WS99を、Bluetooth化したということになりますが、実際にはかなり変わっています。 ATH-WS99BTは53mm大口径ドライバーで、ATH-WS99専用設計の物を搭載しています。 ハウジング内のケースに、新設計のエクストラチャンバーメカニズム（ 空気室）を配置して、音響密度を高め締まりのある低域を実現しています。 ハウジングの側面とロゴの部分には、振動と磁気対策のためにアルミを使用。 中央部にラウンドベースダクトを設置して、低音特性を向上させています。 Bluetoothの基板からは、音質に影響するノイズが発生するため、アイソレーション設計によりドライバーへの影響を抑えています。 Bluetoothの規格はVer.3.0です。オーディオコーデックはSBC/aptX/AACに対応。マルチペアリングにより最大8台までの機器を登録が出来ます。 バッテリーはDC3.7Vのリチウムポリマー電池を内蔵しており、充電時間は約3時間。ただし音楽再生時間は6時間しかありません。 ワイヤレスといっても、充電時間が長くて再生時間が短いため、使い勝手は悪いです。 本体のバッテリー残量が、iPhoneの画面で確認できるiPhoneバッテリー表示に対応しています。 また付属のスマートフォン用コードを使った有線接続で、音楽再生や通話操作が可能です。 付属品は1.2m スマートフォン用コード(3.5mmステレオミニ)、充電用USBケーブル(A to MicroBタイプ)、ポーチ。

audio-technica ATH-WS99BTの 音質について

少し篭り音があるため透明感は落ちます。解像度も良くはありません。でも細かい音は再生しています。 「SOLID BASS」で低音が持ち味ということになっていますが、それほど低音が出る訳ではありません。ATH-WS99BTよりも低音が出るヘッドホンはいくらでもあります。 ２WAYタイプのヘッドホンの場合、Bluetoothではヘッドホンに内蔵のDACとアンプで音が出ます。 有線の場合は接続されている機器の、DACとアンプで音が出るので、音質は変わります。 ONKYOのDAP「DP-S1」で試してみると、ワイヤレスの音はフラット系ですが、ボーカルや中音は少し引っ込み気味です。 有線の音はドンシャリ気味で、やはり中音は少し引っ込み気味なので、全体のバランスが良くないです。 DAPだと駆動力が少し弱いので、据え置き型のヘッドホンアンプでも聴いてみましたが、傾向は変わりませんでした。 ワイヤレスといっても再生時間が短い。そしてこの音で27,000円というのは、かなり割高です。 ATH-WS99BTはバッテリー交換ができないため、バッテリーの寿命が尽きた後は有線で使おうと思っていたのですが、有線だけの使用となると、音は実売6000円ぐらいの、DENON AH-D1100やAKG k240STUDIOにも負けてしまいます。

audio-technica ATH-WS99BTの フィット感について

275gですが重さは気になりません。 側圧はあんまりキツくありませんが、フィット感が良いという感じではありません。イヤーパッドの大きさや材質のせいかもしれませんが、長い時間のリスニングには向きません。

イヤーパッド ドライバー スライダー Bluetoothのスイッチとインジケーター スマホ対応のマイク付き3.5mm4極プラグ 充電用USBケーブル(A to MicroBタイプ)

audio-technica ATH-WS99BTのスペック

audio-technica ATH-WS99BTの音質とレビュー　　Ｂ級オーディオ・ファン