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AT-95Eは1981年ごろに、海外専用として発売されたVMカートリッジです。 エントリーモデルのカートリッジで、数年前の価格はヨーロッパで35~40ユーロ、アメリカでは50ドルぐらいでした。海外ではこの価格帯のモデルは丸針が当たり前で、楕円針のカートリッジとしては一番安かったようです。 日本では同じクラスのAT-10が長い間販売されていたため、一部が並行輸入という形で入ってきました。 2000年代に入り、ひと足早くレコードのブームとなった海外で人気となり、それに目を付けて2015年から日本でも販売が始まりました。価格は7,400円。 VM型の構造は上級機と同じで、左右のチャンネルに独立したマグネットを持つデュアルマグネットにより、優れたセパレーション特性と、チャンネル間の相互干渉ひずみを減少しています。 カンチレバーはアルミパイプ、針は接合楕円針です。 AT95EXはAT95Eの派生モデルで、海外のサイトによるとダンパーが変更されているようです。 日本ではレコードプレーヤー AT-LP5用の付属カートリッジとなっていましたが、海外では単品販売もされています。ヨーロッパでの価格は45ユーロ。 AT95Eのスタイラスノブはグリーンですが、AT95EXはレッド(濃いめの赤)です。 交換針はAT95E用がATN95E、AT95EX用がATN95EXで、どちらも純正品が販売されています。 後継モデルは2019年11月に発売されたAT-VM95Eとなります。 |
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