TOP > SONY・ES CDプレーヤー

SONY ES CDプレーヤーの歴史 1989年


Technicsなどに続き、SONYもいよいよ1bitDACの搭載を始めました。新しい世代をアピールするためか型番が変更となり、数字の前に「X」を付けて、777を「77」に555を「55」、333を「33」と数字は2ケタになりました。



CDP-X77ES  1989年発売  180,000円

CDP-X7ESDの改良モデルでボディカラーはブラックとゴールドの2色となります。D/Aコンバータは自社製の1bitDAC「CXD2552Q」を搭載。
このDACはPWM(パルス幅変調方式)を採用しており、グリッチやゼロクロス歪が無いというものです。1チップには4つのDACが内蔵されており、ジッターを解消するデジタル・シンクの回路も搭載され「ダイレクト・デジタル・シンク」と呼ばれます。トレイはジブラルタルを使用した「Gトレイ」です。

  →CDP-X77ESの画像



CDP−X55ES  1989年発売  89,800円

CDP-X33と兄弟モデルで、回路以外のかなりの部分が共通となっています。CDP-X77ESと同じく新開発の1bitDAC「CXD2552Q」を搭載。ジッターを解消するダイレクト・デジタル・シンクが装備されています。
シャーシは高剛性のFB(フレーム・ビーム)シャーシで銅メッキが施されています。 またGベース、Gトレイを採用し振動対策も十分に行われています。

  →CDP-X55ESの詳細   →CDP-X55ESの画像



CDP-X33ES  1989年発売  59,800円

「598」のプライスゾーンで、CDP-228ESDがハイビット化や物量投入で他社に負けてしまったことへの回答として、登場したモデルがCDP-X33ES。
CDP-338ESDの後継機ですが3万円も値下げ。コストダウンのためにサイドウッドやデジタル同軸出力が無くなりましたが、内部は上位モデルのCDP-X55ESと、ほとんど同じと言ってもよいくらい内容でした。

  →CDP-X33ESの画像

CDP-X55ES



CDP-X77ES CDP-X55ES CDP-X33ES
DAC 1bit 1bit 1bit
オーバ−サンプリング 8倍 8倍 8倍
D/Aコンバータ CXD2552Q X2 CXD2552Q X1 CXD2552Q X1
デジタルフィルター CXD1244 CXD1244 CXD1244
サーボ回路 SサーボV SサーボV SサーボV
メカベース アルミダイキャストベース Gベース Gベース
シャーシ 銅メッキ・FBシャーシ
アルミトップ
銅メッキ・FBシャーシ FBシャーシ
インシュレーター ファインセラミック ファインセラミック
ピックアップ KSS-281A KSS-271A KSS-271A
スライド機構 リニアモーター リニアモーター リニアモーター
電源トランス 2つ 2つ 2つ
出力 アナログ固定・可変・バランス
デジタル同軸・光
アナログ固定・可変
デジタル同軸・光
アナログ固定・可変
デジタル光
周波数特性 2Hz〜20kHz ±0.3dB 2Hz〜20kHz ±0.3dB 2Hz〜20kHz ±0.3dB
全高調波歪率 0.0015%以下 0.0018%以下 0.002%以下
S/N比 117dB以上 115dB以上 113dB以上
ダイナミックレンジ 100dB以上 100dB以上 100dB以上
チャンネル
セパレーション
110dB以上 110dB以上 110dB以上
消費電力 22W 18W 18W
サイズ W470×H125×D375mm W470×H125×D375mm W430×H125×D340mm
重量 17.0kg 12.5kg 11.0kg
リモコン RM-D770、RM-D771 RM-D590 RM-D590




TOP
CDプレーヤー
アンプ
スピーカー
カセットデッキ
チューナー
レコードプレーヤー
PCオーディオ
ケーブル
アクセサリー
歴史・年表
いろいろなCD



B級オーディオ・ファン