|
||
TOP > オーディオ機器の比較 |
「598」という価格帯はオーディオメーカーにとってはボリュームゾーンで、アンプ、スピーカー、カセットデッキなど多くの機種を発売しており、CDプレーヤーも例外ではなく多くのメーカーがこの価格帯で商品を発売しました。 そこを狙って1985年に発売されたのがフィリップスの戦略モデルことマランツ CD-34です。驚異的なコストパフォーマンスで市場を席巻しましたが、1986年秋にはいよいよ、それに代わるモデルとして、マランツはベルギーのフィリップス工場で生産された、16bitの左右独立DACと4倍オーバーサンプリングのデジタルフィルターを搭載したCD-75を投入します。 いっぽう国内メーカーのCDプレーヤーはまだD/Aコンバータは1個しか搭載しておらず、デジタルフィルターは2倍オーバーサンプリングが多く、未搭載のモデルもありました。内容的にはまたしてもCD-75の圧勝でしたが、オーディオ雑誌での音の評価は今ひとつで、セールス的にもパッとしませんでした。 どちらかというと国産機は内容よりも見栄え(外見)に力を入れており、上級機のデザインを踏襲するモデルも多くなります。10キーが装備され、ディスプレィは大型となりミュージックカレンダーなども装備されます。カセットへのダビングのためのプログラム機能も強化しています。 重量はONKYO C-300Xを除くと4〜5.5kgぐらいで、まだ防振対策はさほど意識されていません。ONKYO C-300Xが重い正体は合金製のXスタビライザーを底板に装着しているためで、一部の評論家からは「重し」とも揶揄されていました。 |
SONY CDP-55 |
Technics SL-P520 |
YAMAHA CDX-700 |
DENON DCD-900 |
|
発売 | 1986年3月 | 1986年6月 | 1986年11月 | 1986年11月 |
D/Aコンバータ | 16bit バーブラウン PCM54HP X1 |
16bit バーブラウン PCM54HP X1 |
16bit バーブラウン PCM56P X1 |
16bit バーブラウン PCM56P X1 |
デジタルフィルター |
16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
18bit・4倍 オーバ−サンプリング |
16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
高音質化回路 | classAA | Wスーパーリニア・コンバーター | ||
光伝送 | − | − | − | − |
シャーシ | 樹脂+鋼板 | |||
インシュレーター | 一体成形 | |||
メカベース | 鋼板 | 鋼板 | 鋼板 | |
ピックアップ | KSS-121A | SOALP1200 | MLP-7 | KSS-123A |
スライド機構 | ギヤ | リニアモーター | ギヤ | ギヤ |
電源トランス | EIトランス X1 | EIトランス X1 | EIトランス X1 | EIトランス X1 |
出力端子 | アナログ固定 | アナログ固定 | アナログ固定 | アナログ固定 |
周波数特性 | 2Hz〜20kHz | 4Hz〜20kHz | 5〜20kHz | 4Hz〜20kHz |
高調波歪率 | 0.004%以下 | 0.002% | 0.004% | 0.004% |
S/N比 | 97dB以上 | 99dB以上 | 100dB | 97dB |
ダイナミックレンジ | 95dB以上 | 95dB以上 | 95dB | 95dB |
チャンネル セパレーション |
90dB以上 | 100dB以上 | 90dB | |
サイズ | W430×H80× D285mm |
W430×H87× D260mm |
W435×H107× D347mm |
W434×H92× D317mm |
重量 | 4.2kg | 4.3kg | 4.7kg | 4.5kg |
marantz CD-75 |
Pioneer PD-7030 |
NEC CD-610 |
Victor XL-V501 |
|
発売 | 1986年11月 | 1986年5月 | 1986年11月 | 1986年11月 |
DAC・ |
16bit フィリップス TDA1541 X1 (デュアルDAC) |
16bit SONY CX20152 X1 |
16bit バーブラウン PCM54HP X1 |
16bit バーブラウン PCM54HP X1 |
デジタルフィルター | 16bit・4倍 オーバ−サンプリング |
− | − | 16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
高音質化回路 | ||||
デジタル アイソレーション |
− | − | − | 光伝送 |
シャーシ | 樹脂+鋼板 | ハニカムシャーシ | ラジアルベース | |
インシュレーター | 樹脂 | |||
メカベース | 樹脂 | 鋼板 | 鋼板 | |
ピックアップ | CDM-2 | PWY-007 | KSS-123A | OPTIMA-2 |
スライド機構 | ギヤ | ギヤ | ギヤ | |
電源トランス | EIトランス X1 | EIトランス X1 | EIトランス X1 | EIトランス X1 |
出力端子 | アナログ固定 | アナログ固定 | アナログ固定・可変 | アナログ固定 |
周波数特性 | 2Hz〜20kHz | 4〜20kHz | 5Hz〜20kHz | 2Hz〜20kHz |
高調波歪率 | 0.003% | 0.004% | 0.006%以下 | 0.0035% |
S/N比 | 96dB | 98dB以上 | 100dB以上 | 100B |
ダイナミックレンジ | 96dB | 95dB以上 | 93dB以上 | 97dB |
チャンネル セパレーション |
94dB | 94dB以上 | 86dB以上 | 90dB |
サイズ | W420×H86× D304mm |
W420×H84× D290mm |
W430×H99.5× D335mm |
W435×H100× D300mm |
重量 | 4.0kg | 4.5kg | 5.3kg | 5.5kg |
KENWOOD DP-990D |
ONKYO Integra C-300X |
ALPINE/LUXMAN D-102 |
Lo-D DA-401 |
|
発売 | 1986年10月 | 1986年9月 | 1986年11月 | 1986年7月 |
D/Aコンバータ | 16bit SONY CX20152 X1 |
16bit バーブラウン PCM56P X1 |
16bit 東芝 TD6709N X1 |
16bit SONY CX20017 X1 |
デジタルフィルター |
16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
16bit・2倍 オーバ−サンプリング |
− |
高音質化回路 | S.T.A.R.サーキット | |||
光伝送 | − | 光伝送 | − | − |
シャーシ | 特殊合金製Xスタビライザー | VCメタルエンクロージャー | ||
インシュレーター | Xスタビライザーと一体 | 特殊ゴム+樹脂 | ||
メカベース | 鋼板 | 鋼板 | 鋼板 | |
ピックアップ | TOPH7810 | KSS-123A | KSS-152A | HOP-M14 |
スライド機構 | ギヤ | ギヤ | ギヤ | |
電源トランス | EIトランス X1 | EIトランス X1 | EIトランス X1 | |
出力端子 | アナログ固定 | アナログ固定 | アナログ固定 | アナログ固定 |
周波数特性 | 3Hz〜20kHz | 5〜20kHz | 5Hz〜20kHz | 5Hz〜20kHz |
高調波歪率 | 0.002% | 0.004% | 0.003% | 0.003%以下 |
S/N比 | 98dB | 96dB | 91dB | 95dB |
ダイナミックレンジ | 96dB | 96dB | 90dB | 95dB |
チャンネル セパレーション |
98dB | 87dB | 92dB | |
サイズ | W440×H93× D313mm |
W435×H96× D356mm |
W438×H84× D313mm |
W438×H72× D254mm |
重量 | 5.0kg | 7.0kg | 5.0kg | 3.8kg |
TOP |
CDプレーヤー |
アンプ |
スピーカー |
カセットデッキ |
チューナー |
レコードプレーヤー |
PCオーディオ |
ケーブル |
アクセサリー |
歴史・年表 |
いろいろなCD |