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radiu・ラディウス HP-NEF31は2013年12月に発売されたイヤホンで、カラーはブラック、レッド、シルバーの3色です。 HP-NEF31はHP-NEF31(2,980円)、HP-NEF11(1,980円)と共に、Ne(New ear)シリーズとして同時に発売された商品で、現在はピュアスタンダードシリーズに名前が変更されています。 radius(ラディウス)は、もともとパソコンや周辺機器を開発・販売していたメーカーでしたが、2000年代に入ってからオーディオに力を入れはじめています。 特にイヤホンは2枚の振動板を使った「Wドブルベ」シリーズなど、ユニークな商品を作っています。このHP-NEF31も世界で初めて「High-MFD」構造を搭載したイヤホンです。 |
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HP-NEF31の特徴について |
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radius HP-NEF31はカナルタイプのイヤホンです。 High-MFD(high magnetic flux density system)は、ドライバユニットの前方にもマグネットを設置し、ボイスコイルから漏れる磁束を、マグネットの反発磁力を利用して閉じ込めて、磁束密度を高める方式です。 これにより感度が向上し、音質もトランジェント(過渡)特性の向上で高めることができます。 後にPanasonicのイヤホンに搭載された「アキシャルデュアルドライバー」や「エキストラコントロール・マグネット」。エレコムの「前置きマグネット」などは、いわば「High-MFD」のパクリともいえ、同じ効果と機能を持っています。 またリングレス・ダイアフラム・ボンディング方式の採用により、不要なパーツを排除してダイアフラムの実効面積を拡大しています。 ドライバーユニットとハウジング部に、ダブルプレシジョンアコースティックレジスター構造を使用し、ダイアフラムの振動抑制を軽減しています。 振動板には一般的なPETフィルムよりも高剛性な、ポリエステル樹脂フィルムを積層した「超多層フィルム」を採用しています。 イヤーピースは根元よりも先端が太い「ディープマウントイヤーピース」で、安定した装着感を実現しています。またイヤーピースの装着位置を2段階で調節できる「アジャスタブルポート」も装備しています。 コードの1.2m(Y型)で、3サイズ(XS、S、M)のイヤーピースが付属しています。 |
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HP-NEF31の音質について |
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確かに感度は高くて他のイヤホンよりも、ボリュームを絞って聴けます。 スマホやDAPではバッテリーの消費が減るのでメリットと言えますが、アンプは小さな音量では、特性が十分に発揮できない(音質が良くならない)ことがあるので、素直には喜べません。また感度が高いのと音質の良し悪しは別問題です。 音は軽いドンシャリ系です。レンジは広いという訳でもありません。高音は伸びがないですし、低音は良く出て量感もあるのですが、JVC HA-FX3Xのような重低音は出ません。解像度や透明感は少し悪いです。 最大の問題はMP3、AAC、WMAなどの圧縮音源を聴いた時で、高音が刺さります。 「High-MFD」の効果は感度の以外では感じられません。同じ価格帯ではHigh-MFDのパクリともいえる「エキストラコントロール・マグネット」を搭載した、 Panasonic RP-HJX5のほうが音は良いです。 ケーブルのタッチノイズはかなり少ないです。 |
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HP-NEF31のフィット感について |
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ディープマウントイヤーピースのフィット感はバッチリ。長い時間付けていても、ズレることがありません。 |
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HP-NEF31R レッド | |||||||
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装着方式 | カナル型 |
構造 | 密閉型 |
駆動方式 | ダイナミック型 |
ドライバーユニット | 13mm |
再生周波数帯域 | 4 Hz~25,000 Hz |
出力音圧レベル | 105 dB/1 mW |
最大入力 | 200mW(IEC) |
インピーダンス | 18Ω |
コード | 約1.2 m(Y型) |
プラグ | 3.5mm 金メッキ ステレオミニプラグ |
重量 | 14g(ケーブル込み) |
付属品 | イヤーピース(XS、S、M) |
イヤホン |
ヘッドホン |
DAP |
ヘッドホンアンプ |
デジタルアンプ |
USB DAC |
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