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Grace・グレース F-8M

グレース(品川無線)のF-8シリーズは、マトリカルフラックス型発電方式や、ルミナストレース針(メーカーは超ダ円針と呼称)を採用したカートリッジです。

針の交換によって振動系も交換できるように設計されており、そのためメーカーも広告で、針交換だけでF-8がF-8CやF-8Mに早変わりすると宣伝していました。
現在では、それが仇となって交換針が生産されていないため、状態の良い交換針は高値で取引されています。


F-8Mは1968年の発売。NHK放送技術研究所と共同開発したF-8Lの派生型です。
「M」はMusica(音楽)の略で、F-8Lの無色透明な音色に音響心理の裏付けにもとづく音楽性を加えたというモデル。実際にユーザーにヒアリングテストに参加してもらい、音のチューニングを行ったそうです。出力はF-8Lと比べて2mVほど向上しています。

Grace F-8Mの仕様

発電方式:MM型
出力電圧:7mV
再生周波数帯域:5Hz~35kHz
チャンネルセパレーション:30dB
チャンネルバランス:0.5dB
負荷抵抗:30~100kΩ
インピーダンス:2.4kΩ

針先:楕円針・0.2×0.8mil
針圧:0.5g~2.5g(最適 1.7g)
コンプライアンス:20×10-6/dyne
自重:6.5g

価格 14,500円
交換針は「RS-8M」。
 





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