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EPC-270シリーズは1974年の登場以降、Technicsの多くのレコードプレーヤーに付属していたカートリッジです。 日本製のレコードプレーヤーは海外でも人気が高かったため、Technicsの多くのモデルが輸出されており、そういう意味では国内のみならず、海外でもポピュラーなカートリッジです。 EPC-270Cはそのメインモデルといってもよい存在。派生モデルは海外専用を合わせると10種類以上になります。 単品としての販売はEPC-270D(ブロックダイヤ・丸針)で、1976年ごろから、楕円針を搭載したEPC-270C-IIに切り替わりました。レコードプレーヤーへの搭載は、EPC-270Cのまま続けられ、1970年代の終わりに発売されたSL-3300やSL-D3なども270Cを搭載していました。 EPC-270Cは新しく開発した磁気特性に優れたCKS磁石を、高強度のアルミ合金カンチレバーに直結する構造を採用。これにより振動系の実効質量の軽減と高剛性化を実現し、トレース能力と感度の向上を図っています。 全体的なバランスはうまくまとめられており耳障りな音もありません。普及価格帯のプレーヤーの付属カートリッジとしては不満はありません。高音のトーンは少し明るめ。昔は低音の弱さが欠点とされていましたが、現在のような小型スピーカーが主体のシステムでは、それほど欠点が出ないかもしれません。 純正の交換針はEPS-270SD(丸針・2,800円)とEPS-270ED(楕円針・5,500円)。 現在、交換針はJICOから販売されており、丸針と楕円針、それにSAS針があります。 今となっては、何という事もない「スタイラスノブ」ですが、1970年代においては、この透明なエメラルドグリーンがとても印象的でした。 |
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Technics EPC-270Cの仕様
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