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SANTON 680HPは1997年に発売されたMI型のカートリッジです。 STANTON(スタントン)は、ウォルター・スタントンが1961年に設立したブランド(会社)です。 ウォルター・スタントンは蓄音機の交換できるスタイラスの発明者で、その成功により、ノーマン・ピカリングが1945年に創業したカートリッジメーカー「Pickering&Company」を1950年に買収して社長となります。そして1998年に引退するまでピカリングとスタントンの社長を務めていました。 日本のオーディオ雑誌などでは、ピカリングの高級品用ブランドとして、スタントンを作ったとなっていますが、アメリカの資料によると現在も続いている企業「スタントン・マグネティックス」を設立したと書かれていたりします。 どちらにしても1970年代には、ピカリングもスタントンも同じ価格帯で、同じようなMI型カートリッジを販売しており、社長が同じグループ会社であるとともに、ライバル会社でもありました。 SANTON 680HPは、いわゆるDJ用のカートリッジです。そのルーツは1970年代に発売された680シリーズで、これらのサスペンションを強化し、出力を向上させたカートリッジです。発売当初の価格は18,000円でした。 モリダイラ楽器が取り扱っていた頃には、DJ向けにはハウス、テクノ、レゲエ向けと宣伝し、オーディオファン向けには、全ジャンルに対応可能というようなアピールをしていました。また価格も10,000円ぐらいに下がりました。 当時は、今と違って新品で買えるカートリッジの種類が少なかったので、ウォームトーンで安価で買える680HPは重宝な存在でもありました。 交換針はD6800-HPですが、現在は入手は難しいです。 |
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SANTON 680HPの仕様
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