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stereo付録 デジタルアンプ LUXMAN LXA-OT3


LUXMAN LXA-OT3は、オーディオ雑誌「stereo」の2014年1月号(2013年12月発売)の、付録のデジタルアンプです。

前回「stereo 2012年1月号」(2011年12月発売)のLXA-OT1と同様に、ラックスマンが設計したデジタルアンプで、雑誌とあわせて価格は3,700円。LXA-OT1は2,800円でしたから、かなりの値上げとなっています。


付録のパッケージにはデジタルアンプの基板とACアダプター、金属製の脚、透明カバーなどが入ってます。透明カバーを取り付け、基板に脚をネジ止めすれば完成というのもLUXMAN LXA-OT1と同じです。

LXA-OT3はLXA-OT1の改良モデルで、出力が5W×5W(8Ω)から12W×12W(8Ω)へと大幅にアップされています。これに伴いACアダプタの容量も1.0Aから1.2Aにアップされています。
電解コンデンサはニチコン製のオーディオグレードを採用し、基板の配線はラウンドパターン配線として、クロストークや歪を減らしているそうです。またRCA端子の金メッキとなりました。


デジタルアンプICはSTマクロ TDA7491HV、オペアンプはJRC NJM4558Dでソケット式のため交換が可能というところは変更がありません。
スピーカー端子もLXA-OT1と同じワンタッチ式なので、太いスピーカーケーブルは入りません。

付属のACアダプタは15V・1.2Aのセンターフラス。容量が大きくなったので、出力も向上しています。



(音質について)
LXA-OT3の音はLXA-OT1に比べて柔らかくなり、解像度がアップしています。

サウンドは少し落ち着いた感じで、よりクラシックやジャズ向けになったという気がします。また出力が上がった分、ボリュームを上げると音に余裕が感じられます。逆にロックやJPOP、フュージョンなどは、LXA-OT1の方が向いていたのかなとも思います。

価格は3,700円(雑誌込み)と値上がりしましたが、中国製のデジタルアンプに比べると、レンジが広く音に深みがあります。まさにハイC/Pのお買い得なデジタルアンプと言えます。



(基板・入出力端子について)
小さい基板にはパーツがびっしりと取り付けられています。オーディオ的な引き回しはけっして良好とは言えませんが、今回は信号の流れをスムースにするラウンドパターン配線を採用して、歪などを改善しています。雑誌には回路図が付いています。

オペアンプはJRC NJM4558Dですが、ソケット式なので交換が可能です。電解コンデンサは国産のニチコンの「FW」や「VK」、ルビコン「YXF」が使用されています。

後部の入出力端子はAC(センターIN)、ライン入力(RCA)、スピーカー出力です。スピーカー端子はワンタッチ式のため、太いスピーカーケーブルは入りません。

回路の配置は右から電源部、プリ部、パワー部という配置

基板の裏側 入出力端子


(プリ部)
プリ部はLXA-OT1と同じく、ソケットによりオペアンプが交換できます。オリジナルで取付られているオペアンプはJRC 4558Dで、LXA-OT1と同じです。

このオペアンプ周りの電解コンデンサは、ニチコン製のオーディオ用コンデンサ「FW」へと変更されています。

オペアンプ JRC 4558D ボリューム


(パワー部)
デジタルアンプICはSTマイクロ製の「TDA7491HV」で、これもLXA-OT1と変わりません。

TDA7491HVの対応電圧はDC5〜18V、最大出力は20W+20W(8Ω)、スタンバイやミュート機能、短絡防止や過熱保護回路、ポップ防止回路などが搭載されています。

内部にはアナログ信号をデジタル信号に変換する回路、PWM(Pulse Width Modulation・パルス幅変調)回路、レベルシフト回路、ドライバー段などがあります。

ローパスフィルターはパワーインダクタとフィルムコンデンサ (474J63)によるLC形のパッシブフィルターです。

TDA7491HV ローパスフィルター


LUXMAN LXA-OT3のスペック


定格出力 12W+12W(8Ω)
周波数特性 10Hz〜40kHz(+0,-3dB)
高調波歪率 0.5%(1KHz)
S/N比 90dB
スピーカーインピーダンス 4Ω〜8Ω
電源(ACアダプタ) DC12V 1A センタープラス
サイズ 幅94×高さ40×奥行52mm
重量 74g













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