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CD用のスタビライザーは、CDの上に重ねて使用することで、回転時のディスクの振動を抑え、ピックアップのフォーカス性能を良くして音質を向上させるというものです。 このようなCDスタビライザーは、1985年ごろから登場したもので、オーディオテクニカやSAEC、TAPEX(タペックス)などのアクセサリーメーカーが販売していました。 たぶんレコードプレーヤー用のディスク・スタビライザーの評判が良かったことから開発されたと思いますが、同じ時期にCDを2枚重ねて再生すると音が良くなるという話が、オーディオファンの間にはありました。※1 当初発売されたスタビライザーの中には、かなりの厚みや重量がある物があり、これらを使用するとCDの読み込みができなくなったり、回転が不安定となり再生がキチンとできないというトラブルが頻発しました。そのためCDプレーヤーのメーカーは、スタビライザーを使用しないようにユーザーへ呼びかけたりしました。 その後アクセサリーメーカー側は、厚みを抑えて軽量化したり直径を小さくするなどしましたが、根本的な解決にはいたりませんでした。 使用すると音質は確かに向上する場合もあるのですが、薄型・軽量のスタビライザーでも回転が不安定となり、逆に音が悪くなる場合もあります。 CDプレーヤーの場合、製品によって使用しているモーター(回転用のスピンドルモーター)が違かったり、回転が不安定になった時に元の回転に戻すための、サーボ回路の仕様が異なるために、同じメーカーだから、このスタビライザーはだいじょうぶとか、新しい機種だからだいじょうぶということは言えません。 そのためオーディオテクニカなどのメーカーは、スタビライザーの適合機種を調査して、販売店にリストを配ったり、電話で問い合わせに応じたりしていましたが、結局は個々のCDプレーヤーとの相性に、ふりまわされ続けたアクセサリーでした。 ※1 SAECからはCDと同じ素材のポリカーボネートを使用した、CDP-15(2,800円)が発売されていました。 |
初期に発売されたスタビライザーの1枚で、材質に真鍮を使用し80gの重さは、当時のCDスタビライザーの中で一番厚く、重いものでした。厚さは0.8mm。 いわばトラブルを頻発させて、CDプレーヤーのメーカーを激怒させた張本人。 重量級のスタビライザーを使用すると、普通のCDプレーヤーは高速回転型のモーターを使用しているため、トルク不足となり回転が不安定になったり故障の原因となります。 また0.8mmという厚みは機種によって上下のクランパーがマグネットでキチンと吸着しなかったり、チャッキングアームと接触してしまい再生自体ができないこともあったようです。 ※1990年代に登場するトップローディング方式や、光学系固定方式のCDプレーヤーは、スタビライザーの使用を考慮しそれに見合ったモーターを搭載しています。 TS-88BRの説明文ではクラシックなどのアコースティック系向きで、全帯域にわたり量感が豊になると書かれています。同時期に発売されいていたTS-84BR(真鍮製 0.4mm・40g)は、ポップスなど軽快なサウンドに適していると説明していました。 その後はTAPEXはTS-94BR(セラミック製 0.4mm・17g)、TS-94CX(ファインセラミック製 0.4mm・12g)などを発売しますが、オーディオテクニカと同じで、重いものから廃盤となっていきました。 |
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重量級のスタビライザーがトラブルを起こしたため、開発された薄型・軽量のCDスタビライザーです。 材質はファインセラミック製で、厚さは0.4mm。重さは12gしかありません。 効果としては音の抜けが良くなり、誇張感のない、分解能に優れたブリリアントな高音が得られると宣伝していました。 パッケージの裏面の注意書きには、使用できないプレーヤーがあるということと、適合機種は販売店かTAPEXに確認するように書かれています。 |
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AT671は真鍮製のスタビライザーです。厚さは0.4ミリ、重さは約40gあります。 オーディオテクニカのスタビライザーは、他にファインセラミック製のAT675(0.4mm・17g 5000円)、アルミ製のAT674(0.4mm・12g 2500円)がありました。 AT671の宣伝文句では「乱反射を防ぎCDの共振を抑え、ディスクの回転安定性を高め、フォーカス性能を大きくアップさせています。デジタル情報を正確にピックアップし、優れた音質を実現する」と書かれています。 でもTAPEXと同じようにトラブルが発生したため、スタビライザーの適合機種を調査して、ユーザーへの対応をしますが、結局相次いで販売中止となり、一番軽量なAT674が最後まで残りました。 |
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AT674はアルマイト処理をしたアルミ合金を使用した薄型・軽量のスタビライザーです。厚さは0.4ミリ、重さは12g。 効果のほどはともかくとして、比較的最近まで販売されていた商品です。 宣伝文句では「ディスクの微振動を抑え、防振効果の高い精密加工処理アルミプレート採用。乱反射を防ぎピックアップ時の読み取り性能を効果的に向上させ、CDの慣性モーメントを効果的に高め、安定した回転を生むことで、ダイナミックレンジが向上し、音の品位が向上する。」となっています。 乱反射というのは、CDに当たったレーザー光がディスクの表面で乱反射することを指しています。その光を吸収するためにマットブラック仕上げしてあります。 ただ当時のCDプレーヤーは乱反射対策として、トレイを深くして光が漏れるのを防いだり、メカをブラックで塗装するなどキチンと対策がされていました。 反対に現在のCDプレーヤーは、SACDへの対応のためレーザーの出力(光量)が上がっているにもかかわらず、トレイは薄型で乱反射への考慮はされていません。またメカも黒く塗装されていなかったりします。 ではCDスタビライザーを使えるかというと、現在は高級機でも昔のCDプレーヤーよりもトルクの弱い、安物のDCモーターを使っているので、回転が不安定になる恐れがあります。 |
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メーカーが一部の機種を除いて、スタビライザーを使わないように、通知を出していた頃に発売された商品です。そのためパッケージの裏側には、うるさいぐらい使用上の注意事項が書かれています。 材質は非磁性体防振パウダー入りのブチルゴムで、厚さは1ミリ、重さは15g。 |
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