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CDプレーヤーのトレイがすぐに閉まる・故障の原因と修理




CDのトレイが出てきたと思ったら、すぐに引っ込んでしまったり、その反対に閉まったら、すぐに開いてしまう場合。


(1) トレイを開閉を検出するスイッチの接触不良
(原因)
一番よくあるパターンです。メカのところにはトレイが実際に開いているのか、閉じているのかをチェックするためのスイッチが1~2個付いています。(機種によって違います)
このスイッチの接触不良によって、トレイが開いた位置で止まらなかったり、閉まった位置で止まらなくなってしまいます。

(対策)
スイッチのクリーニングを行います。分解できないスイッチの場合は、隙間から接点復活剤を吹きかけると回復することがあります。

(2) マイコンの不良
(原因)
まれに起こるケースです。トレイの開閉ボタンを押した後、そこでモーターへの電流が流れる訳ではありません。

トレイの開閉ボタンはあくまで、マイコンにトレイを「開けろ」「閉めろ」と命令するためのボタンです。つまり、トレイの開け閉めはマイコンが管理している訳です。(この仕組みは古いCDプレーヤーも、現在のCDプレーヤーも同じです)

このためマイコンの不良になってしまうと、誤作動を起こしトレイの開閉がうまくいかなくなります。

(対策)
マイコンが壊れているかどうかの判断は、いろいろなテスト必要で、配線図や基板のパターンを読める力が必要となります。
現実的には基板のパターンを読みながら、ハンダ割れのチェックやハンダの修正をするぐらいかと思います。






自分で修理やメンテナンスを行うのは全て「自己責任」です。うまくいかなかったり、キチンと動作しないことがあっても、当方は一切の責任を負いません。

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