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SONY ES CDプレーヤーの歴史 1990年


型番はまたも変更となり、数字の部分が2ケタから3ケタに戻ります。
1bitDACの「CXD2552Q」は内部に4個のDACがありますが、全モデルともそれを2個搭載したので、8DAC構成となりました。



CDP−X777ES  1990年発売  180,000円

D/AコンバータはCDP-X77ESと同じ自社製の1bitDAC「CXD2552Q」を搭載。テクニクスのMASHと同じPWM(パルス幅変調)方式のDACですが、PLM(パルス・レングス・モジュレーション)と独自の呼び名を使い始めます。

  →CDP-X777ESの画像



CDP−X555ES  1990年発売  89,800円

CDP-X55では1bitDACの「CXD2552Q」は1個だけでしたが、CDP-X555ESでは2個となり8DAC構成となります。それをコンプリメンタリーモードで動作させています。電源回路の見直しが行われたため、オーディオとデジタルは2階建ての基盤となります。ただしコンデンサの容量はダウン。

  →CDP-X555ESの画像



CDP-X333ES  1990年発売  59,800円

長岡鉄男がダイナミックテストの記事でも書いていますが、CDP-X555ESとの違いを探すのに苦労するくらい、同じ内容となっています。違うところはサイドウッドと銅メッキの有無。基盤の材質(CDP-X555ESはガラスエポキシ)、そしてオーディオ回路ですが、ここもオペアンプの数が少ないなど違いはわずか。音のキャラクタを変えるために手直しした程度なのかもしれません。歴代の「333」シリーズの中でも、最も「555」シリーズに近いモデルです。

  →CDP-X333ESの画像

CDP-X777ES CDP-X555ES CDP-X333ES
DAC 1bit 1bit 1bit
オーバ−サンプリング 8倍 8倍 8倍
D/Aコンバータ CXD2552Q X2 CXD2552Q X2 CXD2552Q X2
デジタルフィルター CXD-1244 CXD-1244 CXD-1244
サーボ回路 SサーボV SサーボV SサーボV
メカベース アルミダイキャストベース Gベース Gベース
シャーシ 銅メッキ・FBシャーシ
アルミトップ
銅メッキ・FBシャーシ FBシャーシ
インシュレーター ファインセラミック ファインセラミック ポリスチロールジンク
ピックアップ KSS-281A KSS-271A KSS-271A
スライド機構 リニアモーター リニアモーター リニアモーター
電源トランス 2つ 2つ 2つ
出力 アナログ固定・可変・バランス
デジタル同軸・光
アナログ固定・可変
デジタル光
アナログ固定・可変
デジタル光
周波数特性 2Hz〜20kHz ±0.3dB 2Hz〜20kHz ±0.3dB 2Hz〜20kHz ±0.3dB
全高調波歪率 0.0015%以下 0.0017%以下 0.0018%以下
S/N比 118dB以上 117dB以上 115dB以上
ダイナミックレンジ 100dB以上 100dB以上 100dB以上
チャンネル
セパレーション
消費電力 27W 22W 20W
サイズ W470×H125×D375mm W470×H125×D375mm W430×H125×D340mm
重量 18.0kg 12.8kg 12.0kg
リモコン RM-D992 RM-D891
RM-D991
RM-D991




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