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SONY ES CDプレーヤーの歴史 1987年




CDP−557ESD  1987年発売  180,000円

新開発の8倍オーバーサンプリングのデジタルフィルターを搭載。293次という高い演算能力により、サンプリング周波数は352.8kHzとなったおかげで、ローパスフィルターは低次(3次GIC型)になっています。D/Aコンバータはバーブラウンの18bitを採用してハイビット化。
シャーシーはジブラルタルをやめ鋼板に戻りますが2重構造としています。メカブロックにはジブラルタルが使われています。このような強力な防振構造のため、重量は18.5kgにもなりました。
リニアモーターメカやデジタル・アナログ独立電源を搭載しています。

  →CDP-557ESDの画像



CDP−337ESD  1987年10月発売  89,800円

CDP-557ESDと同じく新開発の8倍オーバーサンプリング、18bitのデジタルフィルターを搭載。D/Aコンバータは16bitですが、現在でも人気のTDA1541(1チップに2つのDACを内蔵)を2ヶ搭載し、スタガード4D/Aコンバーターシステムとしています。(輸出仕様ではTDA1541Aが搭載されているものもあります)
剛性の高い2重構造シャーシやジブラルタルのメカブロックなど防振能力が強化され、電源トランスを2個にするなど前作のCDP-333ESDと比べるのが可哀想なくらい物量を投入。重さも約13kgと重量級プレーヤーとなりました。

  →CDP-337ESDの詳細



CDP−227ESD  1987年10月発売  59,800円

ESシリーズということになっていますが、内部はCDP-557ESDやCDP-337ESDとは全く違うもので、普及機のCDP-950やCDP-750に近いものです。当時のSONYとしては珍しく消極的な物量の投入モデルで、「598」という売れ筋ゾーンで、他社とのアドバンテージが無くなってしまいました。
国内仕様のCDP-227ESDはTDA1541を1個(デュアルDAC)しか搭載していませんが、輸出仕様(後期型)は2個搭載した4DAC構成となっていました。

  →CDP-227ESDの画像

CDP-337ESD


CDP-557ESD CDP-337ESD CDP-227ESD
DAC 18bit 18bit 16bit
オーバ−サンプリング 8倍 8倍 4倍
D/Aコンバータ PCM64P X2 TDA1541 X2 TDA1541
デジタルフィルター CXD1144 CXD1144 CXD1088
サーボ回路 SサーボU SサーボU SサーボU
メカベース ジブラルタルベース
アルミダイキャスト
ジブラルタルベース
アルミダイキャスト
ブラックセラデッド・ベース
シャーシ 銅メッキ・2重構造 底板2重(Wシャーシ) 底板2重(Wシャーシ)
インシュレーター セラミック
ピックアップ KSS-190A KSS-190A KSS-151A
スライド機構 リニアモーター リニアモーター リニアモーター
電源トランス 2つ(デジ/アナ専用) 1つ 1つ
出力 アナログ固定・可変
デジタル同軸・光
アナログ固定・可変
デジタル同軸・光
アナログ固定・可変
デジタル同軸・光
周波数特性 2Hz〜20kHz ±0.3dB 2Hz〜20kHz ±0.3dB 2Hz〜20kHz ±0.3dB
全高調波歪率 0.0015%以下 0.0025%以下 0.003%以下
S/N比 115dB以上 110dB以上 106dB以上
ダイナミックレンジ 100dB以上 98dB以上 96dB以上
チャンネル
セパレーション
110dB以上 100dB以上 100dB以上
消費電力 18W 22W 14.5W
サイズ W470×H125×D375mm W430×H125×D375mm W430×H110×D345mm
重量 18.5kg 12.8kg 6.3kg
リモコン RM-D650 RM-D650 RM-D650


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