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PHILIPSのSHE9850は、2009年4月に発売されたバランスド・アーマチュアドライバーを搭載したカナル型イヤホンです。 当時、フィリップスのヘッドフォンはヨーロッパでシェアNo.1で、この2009年4月はフィリップスが、日本のヘッドフォン/イヤフォン市場への本格参入した年です。有名なSHE9700をはじめ24モデルが発売され、その中でSHE9850はイヤホンのフラグシップモデルでした。 搭載されているバランスド・アーマチュアのドライバはシングルタイプで、ボディは多くの人の耳に合うように角度を付けた「アコースティックパイプ」構造を採用して耳へのフィット感を高めています。 イヤホンのボディは透明で、その中にドライバユニットを納めた金属製のケースが入っています。 イヤーピースは普通のシリコンゴム製のもの(S、M、Lサイズ)と、 低反発素材のポリウレタン製のイヤーピース(コンプライ製)が付属しています。 コードは1.2m(Y型)と少し長めです。プラグは金メッキのステレオミニプラグです。 |
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SHE9850の音質について |
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SHE9850は感度が高いため、音量はボリュームを小さくして、けっこう大きく聞こえます。 基本は「フラット」方向に振った音で柔らかめのサウンドです。ただ度合としては少しだけなので、スマホやDAP自体が「ドンシャリ」の音だと、その方向になる場合もあります。 カナル型のイヤホンというと構造上、どうしても「こもる」ような音がありますが、SHE9850は1万円を超えていることもあり、そのあたりはうまく抑えてられています。 SHE9850の音の特徴は音のクリアさと高い解像度。キチンと細かい音までちゃんと再生しています。 高音と中音はクリアでキレがあります。低音は締まっていますが量感は普通。低音増強タイプのイヤホンではないので、迫力のある低音を聴きたいという人には向きません。 ケーブルのタッチノイズは普通です。 |
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SHE9850のフィット感について |
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イヤホンのステム(音筒・チューブ)が細いため、イヤーピースだけで本体を支えることになります。サイズをキチンと合わせても、フィット感はそれほど良くありません。 場合によってはコンプライなどのウレタン系のイヤーピースのほうが良いかもしれません。 ただこれは使う人の耳の穴の大きさや形状しだいなので、人によってはピッタリとフィットする人もいるかと思います。 |
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SHE9850 | |||||||
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装着方式 | カナル型 |
構造 | 密閉型 |
駆動方式 | バランスド・アーマチュア型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
出力音圧レベル | 115 dB/1mW |
最大入力 | 3mW |
インピーダンス | 12Ω |
コード | 1.2m(Y型) |
プラグ | 3.5mm金メッキ ステレオミニプラグ |
重量 | 15g |
付属品 | キャリングケース 交換用イヤーピース(3サイズ) クリップ |
イヤホン |
ヘッドホン |
DAP |
ヘッドホンアンプ |
デジタルアンプ |
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