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TRN MT1のレビュー

価格 実売500円~1,600円



TRNは2017年に創業された中国のオーディオメーカーです。
低価格で高音質なイヤホンを発売する「KZ」のライバル会社でもあります。

日本の大手メーカーは、有線イヤホンの発売が激減していますが、中国のメーカーは毎年多くの新製品を発売しています。

競争が激しいため、ダイナミック・ドライバー1個と、バランスド・アーマチュアドライバーの1個のハイブリッド・ドライバーを搭載したモデルが2000円台になっており、事実上もう日本のメーカーでは太刀打ちが出来ない状況になっています。



TRN MT1は2021年3月の発売された、エントリークラスのモデルです。
Amazonでの実売1,600円ですが、AliExpressでは500円以下で販売されています。


デュアルマグネットの10mmダイナミックドライバーを搭載。振動板は5umシリコン結晶複合バイオセルロースダイヤフラムです。

ハウジングは透明のポリカーボネート製で、2ピンコネクタを採用しているためリケーブルが可能です。

付属のケーブルは4本編みで先端部がイヤーフックににっています。マイク有りとマイク無しから選択できます。


カラーはクリアとグリーン。


付属品はイヤーピース(S、M、L)で、グリーンがブラック、クリアがホワイトとなります。


その他に取扱説明書や検査証が同梱されています。



音質について


音としては国産の5,000円クラスにも匹敵します。

フラット的な音の出方ですが、うまくバランスをとった音です。高音は少し抑え気味でシャカシャカはしません。ボーカルはそれほど前には出ません。
低音は締まりが悪く、少しドローンとした感じの音です。

このクラスとしては解像度、透明感ともに良いです。細かい音は一部が潰れてしまいますが、それは5,000円以上のイヤホンでもあることです。


編み込みケーブルのため、タッチノイズはありません。



フィット感について


今まで中国製のイヤホンという、イヤーピースの形状や素材が悪い。イヤーフックが硬いため、うまく耳の穴にフィットしないなどの問題がありました。


TRN MT1のイヤーピースはSONYのように、2つの素材を組み合わせたハイブリッドタイプで、フィット感も良いです。

イヤーフックの部分は「しなやか」なので、耳にフィットしイヤーピースを変に引っ張ることはありません。フィット感は良いです。





ノズルフィルター



TRN MT1のスペック


装着方式 カナル型
構造 密閉型
駆動方式 ダイナミック型
ドライバーユニット 10mmシリコン結晶複合
バイオセルロース振動版
コネクタ 2PIN
再生周波数帯域 20 Hz~20,000Hz
感度 106dB
インピーダンス 22Ω
コード 約1.3 m(Y型)
プラグ 3.5mm金メッキ
ステレオミニプラグ
重量 本体8.2g + ケーブル12g
付属品 イヤーピース(S、M、L)





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