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RHA MA390 Universalのレビュー

価格 3,999円



RHA社はイギリスのオーディオメーカーで、主にヘッドホンやイヤホン、それらのアクセサリーを販売しています。

RHA MA390 Universalは2017年11月15日に、発売されたカナル型のイヤホンです。2018年7月に、これをベースにしたワイヤレスイヤホン「MA390 Wireless」が発売されました。

現在、イギリスではMA390 Wirelessは終売となりましたが、MA390 Universalは販売が続けられています。


MA390 Universalは同社の中では、エントリーモデルとなるイヤホンです。日本では3,999円という価格ですが、イギリスのamazonでは10ポンド(1,370円)ぐらいで販売されています。

海外製のオーディオ製品、特にヨーロッパの製品は、輸入代理店を通して日本で販売する時に、何故か2倍ぐらいの価格になってしまうことがあるので注意が必要です。


M390はMA350の後継モデルで、6063アルミニウムを使用したハウジングは、RHA独自のノイズアイソレーションという設計と、「Aerophonic」(エアロフォニック)というデザインになっています。

ノイズアイソレーションは、イヤホンの本体が外耳道の内側に確実に収まるようにした設計で、外部のノイズの侵入を最小限に抑えるための物です。


ドライバーは、新しく設計された130.8ダイナミックドライバーを搭載しています。

ユニバーサル・マルチファンクションボタンのリモコンを装備しています。コードは135cmで、3.5mm ステレオミニプラグを装備。

イヤーピース(S、M、L)とキャリーポーチ、クリップが付属しています。



RHA MA390の音質について


ズバリ言って3,999円という価格ですが、音は国産メーカーの1,000円クラスのレベルです。

音の基本はドンシャリ系ですが、解像度や透明感が悪く、音にキレや伸びがないです。

イヤホンの某販売店では、さかんに低音が出ると「宣伝」していましたが、実際には「普通」より出ないぐらいです。

低音が出ない原因はハウジングで、かなり小さい(イヤーチップと比較するとわかると思います)ので、搭載できるドライバーの口径は小さくなりますし、チャンバー(空気室)を大きくして低音を増強するのも難しいです。

そういう意味では外見どおりの音です。


ケーブルのタッチノイズはかなり少ないです。



RHA MA390のフィット感について


フィット感は普通ですが、ハウジング部分が小さいので、耳にハメることが出来ず、少し激しい動きでも取れやすいです。

サイズや形状が近い上級モデルのMA750では、オーバーイヤーフック形式に変更されたので、メーカーは問題を認識しているのかもしれません。






リモコン



RHA MA390 Universalのスペック


装着方式 カナル型
構造 密閉型
駆動方式 ダイナミック型
ドライバーユニット 130.8ダイナミックドライバー
再生周波数帯域 16 Hz~22,000 Hz
出力音圧レベル 89dB(感度)
最大入力 1/5mW
インピーダンス 16Ω
コード 135cm
プラグ 3.5mm ステレオミニプラグ
重量 15g
付属品 イヤーピース(S、M、L)
キャリーポーチ、クリップ





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