イヤホン i7S TWSのレビュー

i7Sは見た目のとおり、 AppleのAirPodsのコピー商品（偽物）です。TWSは「トゥルーワイヤレス・完全ワイヤレスイヤホン」の略です。 amazonなどでの価格は1,000円前後で、完全ワイヤレスイヤホンとしては、格安の商品です。 実はi7Sは１つのメーカーが作っているいる訳ではありません。アリババで調べてみると 恵州シンバ技術有限公司 Guangzhou Uideal Technology Boluo Gold Field Development 深センwxhbest電子技術会社株式会社 深セン HongYanQing 有限公司 など20以上のメーカーが生産しているようです。メーカーが違くてもAirPodsのコピーなので、本体やケースの形は同じです。 何故かAppleはAirPodsの偽物に対して、何の規制もしていないこともあり、中国ではたくさんのメーカーが偽物作りをやっているようです。 もっとも、外見は3Dプリンタとデジタルモールドの技術を使えば、数日で出来上がりますし、中国ではbluetoothイヤホンやヘッドセットの製造技術があるので、中味も難しいことはなかったのかもしれません。 ただメーカーによって、使っている部品は異なりますので、その良し悪しによって、ペアリングがうまくいかないとか、音質の悪いなど、当たりハズレというよりも、メーカーによる「差」が出ます。また防水性能やバッテリーの持ち時間なども違います。 価格が安いのは、メーカーが多く競争が激しいことも理由かもしれません。でも中国では、bluetooth用のチップセットが数円で入手できるので、アリババではi7Sが1～2ドルで販売されています。だから日本でも1000円ぐらいで、購入ができる訳です。 ファンクションボタンにより、ワンタッチで音楽再生/一時停止、通話開始/終了/拒否/リダイヤルなどの操作が出来ます。ハンズフリー通話は片耳だけの通話になります。 Bluetoothは4.2でEDR（拡張データレート）を搭載しています。 イヤホンのバッテリーは容量55mAhで、ケースのバッテリーは600mAhです。音楽再生で約3～4時間使用が可能です。 ただし、価格が安いので品質の良いバッテリーは搭載は難しく、使用時間や寿命は短いと思っていたほうが間違いないです。 音声ガイド機能により、バッテリー少なくなると頻繁にメッセージが流れ、電源が自動的にOFFになります。 販売サイトでは、オーディオ コーデックはAACとSBC対応となっていますが、AAC、aptX対応のスマホ（Android）で確認しましたが、SBCでしか接続しません。コーデツクも製造メーカーによって違うようです。 ボリュームのコントロールはスマホで行います。 イヤホン本体と充電ケースの他に、USB充電ケーブルが付属しています。 カラーはホワイトの他にブラックやレッド、ピンク、ゴールドなどもあります。

ペアリングについて

最初に左右のイヤホンのペアリングを行う必要があります。この時にスマホのBluetoothはOFFにしておきます。そうしないと、うまくペアリングできないことがあります。 左右のイヤホンのペアリングは1回やれば、後は両方のパワースイッチをONにすると、自動的にペアリングするようになります。 スマホとのペアリングも1回やれば、後は自動的にペアリングされます。 接続は安定しており、動画の再生時でも音切れは無いです。

音質について

音質はカマボコ型です。低音は出ませんが、解像度や透明感は3000円クラスのワイヤレスイヤホンよりも良く、よくある音のこもり感も少ないです。 ただし、上記のようにメーカーによって音は違うので、良い音のイヤホンに当たるか、悪い音のイヤホンに当たるかは運しだいとも言えます。

フィット感について

i7Sもコピー元のAirPodsも、インナーイヤー型のイヤホンです。 インナーイヤー型の弱点は、耳に引っ掛けるタイプなので外れやすい、音が外部に漏れる、外部の音が聞こえるなどです。 昔のイヤホンはインナーイヤー型が主流でしたが、これらの事が嫌われて現在はカナル型が主流になりました。 耳の形は人によって違うので、全く合わないこともあります。そのためにAirPods用のイヤーチップ、カバー、イヤーフックなどが、たくさん発売されている訳です。 これらの中にはi7Sで使えるものもあるようです。

i7Sのスペック

i7S TWSの音質とレビュー・評価　Ｂ級オーディオ・ファン