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ALPEX Hi-Unit HSE-A1000PNのレビュー

価格 1,700円



ALPEX(アルペックス)のHi-Unit HSE-A1000PNは、2020年3月31日の発売。


ロックバンド「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野がチューニングしたモデルです。

ベースになったのは、2017年4月に発売されたALPEX HSE-A1000です。※HSE-A1000Rではありません。

HSE-A1000はALPEXの人気モデルAHP-337を、eイヤホン用にチューニングしたモデルですので、HSE-A1000PNもAHP-337の派生モデルのひとつということになります。


HSE-A1000PNとHSE-A1000の違いは、外観ではコードブッシュが強化されたのと、新しいカラー(ガンメタとピンクの2色)になっていること。
※限定品として2020年8月に「リスペクトブルー」が発売されています。


内部はチューニングのために、ドライバー本体のフィルターと、ノズル部のフィルターを変更しているそうです。

付属品はイヤーピース(XS/S/M/L)と専用キャリングケース。



※Hi-Unit(ハイユニット)は、ALPEXと、eイヤホンが「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」をコンセプトに共同開発するコラボレーションブランドです。



HSE-A1000PNの音質について


ピエール中野はハイエンドのイヤホンを持っている人にも、聴いてほしいと自画自賛していましたが、1000円のイヤホンをベースにしたモデル。

世の中はそんなに甘くはありません。実際には1万円はおろか5,000円クラスにも到底かないません。

でも、1000円クラスとしてはクオリティは高く、組み合わせるDAPやスマホとの相性によって、2000~3000円クラスと同等か、それに近い能力は発揮します。


音はドンシャリですが、低音部分は抑えられています。

解像度を良くするために、高音が持ち上げられており、曲によっては、かなりシャリシャリします。
ドンシャリなので中音部のパワーが弱く、曲によってボーカルなどが少し引っ込んだりします。


向いているジャンルはロック。アニソンなどの打ち込み系は、どうしても高音が引っかかってしまいます。
ジャズやクラシックを再生すると音数などが不足し、ポテンシャル不足が露わになります。



HSE-A1000PNのフィット感について


ハウジングが小型で軽く、イヤホン自体のフィット感は悪くありません。








ALPEX Hi-Unit HSE-A1000PNのスペック


装着方式 カナル型
構造
駆動方式 ダイナミック型
ドライバーユニット 10mm
再生周波数帯域 50Hz~23,000Hz
出力音圧レベル 96dB/1mW
最大入力 5mW
インピーダンス 16Ω
コード 約1.2 m(Y型)
プラグ 3.5mm24金メッキ
ステレオミニプラグ
重量 4.5g
付属品 イヤーピース
XS、S、M、L
キャリングケース





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ALPEX Hi-Unit HSE-A1000PNの音質とレビュー・評価