TOP > DAP > iriver E150

iriver E150のレビュー




iriver・アイリバーの 「E150」は、2009年11月13日に発売されたDAP(デジタルオーディオプレーヤー)です。価格は4GBが9,980円。8GBモデルが12,800円です。

当時はDAPとは呼ばれず、「MP3プレーヤー」という呼び名が一般的でした。メーカーは音楽だけの再生機と区別するために、動画を再生できるものを「メディアプレーヤー」と名付けていましたが、呼び名としてはあまり普及しませんでした。

iriverは今でこそ、「Astell&Kern」の高級DAPで有名ですが、もともとは低価格のMP3プレーヤーで有名なメーカーでした。


E150は2.4型(320×240ドット)液晶ディスプレイと、microSDカードスロットを搭載しています。

再生可能な音楽ファイルは、MP3(8~320kbps)、WMA(8~320kbps)、OGG(Q1~Q10)、FLACはレベル0~8に対応していますが、ハイレゾは再生できません。(ハイレゾのFLACを再生するとフリーズします。)

またダイレクト録音機能を搭載しており、ステレオミニの外部入力端子にケーブルをつなげば、コンポやCDプレーヤーなどから直接録音が可能です。

動画はAVI、WMVが再生可能です。


音楽用のイコライザーは、曲のジャンルに合わせてNormal、Rock、Pop、Classic、Soft、Jazz、DBBの7種類が用意されている他、自分でカスタムもできます。

SRS Labs の「SRS WOW HD」を搭載しており、SRS:サウンドの立体感、TruBass:低音強調の値、Focus :サウンドの鮮明度、WOW:SRS、TrueBass、Focusの3つの技術を融合した設定、Defintion:広域の音を補正するといった5種類のサウンド設定ができます。


FMチューナを内蔵しており、上記の録音機能で録音ができます。ボイスレコーディング機能を備えており、内蔵マイクや外部マイクを利用した録音や内蔵スピーカーによる再生と、ボイスレコーダーとして使用も可能です。


曲の再生モードは通常、リピート、シャッフル、シャッフルリピート、A-Bリピート、フェードインなど。

画像ファイル(JPEG、BMP、PNG)を使用して、スライドショーやズームも可能です。


表示言語は18か国。

バッテリーはリチウムポリマーバッテリーで、USBで充電が可能。充電時間は約3.5時間で連続音楽再生時間が約17時間、連続動画再生時間が約5時間となっています。

対応OSはWindows 2000/XP/Vistaですが、Windows10でもエクスプローラーを使用して ドラッグ&ドロップで曲を移動できます。



音質について


10年以上も前のプレーヤーですが、音は解像度が高くクリアです。高音は良く伸びますし、低音はタイトで良く締まっています。

けれんみの無い音なので、レンジが広く立体的な音に聞えます。

後に登場するアップルのiPod touch 第5世代よりも、こっちのほうが断然良い音です。さすがiriverといったところです。







iriver E150のスペック

周波数特性 20Hz~20kHz
S/N比 90dB
イヤホン出力 17mW + 17mW
インピーダンス 16Ω
音楽ファイル MP3(8~320kbps)、WMA(8~320kbps)、OGG、
FLAC
動画ファイル AVI、WMV
録音ファイル WMA 44kHz 192kbps
FM 周波数 76.0MHz~108.0MHz
ディスプレィ 2.4型TFT LCD 解像度 320 x 240
カードスロット microSD SDHC 8GBまで
USB端子 USB 2.0 ミニ端子
イヤホン端子 3.5mm ステレオミニ
サイズ (W)49.0mm x (H)95.0mm x (D)13.0mm
重量 64.5g
付属品 イヤホン
USBケーブル
ラインケーブル
インストールCD。





DAP
イヤホン
ヘッドホン
ヘッドホンアンプ
デジタルアンプ
USB DAC
オーディオケーブル
PCオーディオTOP
オーディオTOP





iriver E150の音質とレビュー・評価 B級オーディオ・ファン