休止期間もありましたが、高校1年から始めて足かけ40年以上のオーディオ・ファンです。
オーディオ機器の組み合わせを替えたり、CDプレーヤーやスピーカーの聴き比べの他、セッティングやケーブル、インシュレーターの交換など、音の変化を楽しみながらマイペースでボチボチと続けています。
現在のメインはCDプレーヤーのコレクションで、SONYの1号機 CDP-101からDENONのDCD-1650REまで、30台ほどのCDプレーヤーがあります。何分にも古い物が多いので、ピックアップ、基板、端子のクリーニングやベルトの交換などのメンテナンスも楽しみながらやっています。
日本製のCDプレーヤーは音質も中味も優秀で、カーオブザイヤーのオーディオ版ともいえる、EISA(ヨーロッパのオーディオ、ホームシアター、ビデオ、カメラなどの雑誌が加入する協会)が選ぶEISA
AWORDでは、日本メーカーが22回中18回も大賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得ています。
いたずらに海外製の高額なオーディオ機器に、高い評価を与えるのは日本のオーディオ評論家ぐらいです。
CDプレーヤーも音に個性があります。スピーカーと同じで1台でクラシック、ジャズ、ロックをキチンとこなせるプレーヤーはなかなかありません。オールラウンド向けのプレーヤーはあるにはあるのですが、結局どのジャンルも中途半端さが残るサウンドとなってしまいます。
CDプレーヤーでも特に好きなのが、1986年〜88年にかけてのオーディオ黄金時代のプレーヤーです。「今日の技術は明日には使えない」と呼ばれた時代で、現在の薄型テレビと同様にモデルチェンジのたびに性能が大きく向上し価格も下がっていきました。
内容的にもシャーシやメカなどの防振対策、オーディオや電源回路のキチンとした回路設計やグレードの高い部品の投入などCDプレーヤーとしての基本性能が高く、またライバルメーカーとの差別化のためにユニークな機構も多く取り入れられていました。
そのため現在でも名機と呼ばれるプレーヤーがいくつも誕生し、コンディションさえ良ければ、現行モデルにも負けないどころか、それ以上の音を出す持つものも少なくありません。
とはいっても製造されてから30年以上というモデルが多いので、使用頻度は抑えつつ、これからも大切に使っていこうと思っています。
そのため仕事の時のBGMなどには、年式の新しいDENON DCD-1650REなどを使用しています。ただ価格は高いですが、音は下手をすると90年代の6万円クラスに負けてしまいうため、メインの機材から1980年代、90年代のCDプレーヤーを外せないというのが実際のところです。
1980〜90年代のCDプレーヤーは、コンデションを維持するためにローテーションを組んで使用しながら、キースジャレットのピアノはYAMAHA
CDX-1000、アニタベイカーのボーカルはVictor XL-Z505、村治佳織のギターはSONY CDP-555ESJなど、聴くCDに合わせても使っています。
プリメインアンプはSANSUI AU-α707XRをメインにしながら、AU-D907F EXTRA、SONYのTA-FA5ESやONKYO A-917、DENON
PMA-2000Uなどを、他の機器との相性を見ながら、取り替えて聴いています。
スピーカーはいちおうTANNOY EYRIS3がメイン。サブのスピーカーとしてはCelestion 7MkU、DIATONE DS-500、FOSTEX
GX100などもありますが、いろいろなジャンルをそつなく聴かせてくれて、アンプやCDプレーヤーとの相性が出にくい、QUAD 11LやB&W
DM601 S2なども重宝しています。
同じCDプレーヤーやカセットデッキでも、アンプやスピーカーの組み合わせを変えることで、また別の音の世界が広がるので、それも楽しみのひとつです。
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