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PHILIPS SHE9700のレビュー


オープン価格 実売1,480円〜2,980円


PHILIPS(フィリップス)のSHE9700は、通称「キューナナ」と呼ばれるモデルで、2008年の発売(日本での正式な発売は2009年4月)。
後継モデルが発売された後も、今だに生産・販売が続けられているという、ロングセラーモデルです。 

実は後継モデルといっても簡単なマイナーチェンジしかしていません。2013年発売の「SHE9710」では、ケーブルの長さとプラグを変更しただけ。
2015年発売の「SHE9720」も、中味や形状は変えずに、表面のコーティングやカラーリングを変更しただけで、本体部分には手を付けていません。

現在、SHE9700の販売はamazon限定になっており、価格は1480円です。



SHE9700の特徴について


PHILIPS SHE9700のドライバーユニットは、8.6mmで高い磁力を持つネオジウムマグネットを使用。ボイスコイルはCCAW(銅クラッドアルミ線)、ダイヤフラムはマイラードームです。

小型のボディから力強い低音を作りだすのが「ターボバス」で、スピーカーでいうバスレフポートの役目を持っています。ターボバスにあるエアベント(空気抜き)で発生する、空気の共振を利用して豊かな低音を実現しています。

ダイヤフラムから出た音波は、外耳道を通って鼓膜へと達します。外耳道は音を共鳴(共振)させて、遠くの小さな音でも聴こえやすくするための器官ですが、間近で鳴るイヤホンの音も共鳴させて、音が濁る原因にもなります。

そこで考えられたのが、角度付きアコースティックパイプで、人間の耳の穴の湾曲に従って、音波が直接的に鼓膜へ届くように設計されています。

イヤーピースは柔らかいシリコンゴム製で、耳に簡単にフィットし長時間快適に装着できます。また外部からのノイズ遮断効果も優れています。

コードは0.6mで高音質のOFCケーブルを使用。延長コード(1.2m)も付属しています。プラグは金メッキのステレオミニプラグです。


付属品は延長コード、ファスナー付きのハンディポーチ、交換用イヤーピース(3サイズ)。



SHE9700の音質について


SHE9700の音の特徴は豊な低音と柔らかめのサウンドです。長時間でも聴き疲れしません。

実売は1500円ぐらいですが、ポテンシャルはとても高く、ちゃんとしたUSB-DACなどを使うと、圧縮音源でもギターの泣きや、ベースのゴリゴリ感などがキチンと出てきます。音場もしっかりと再現して奥行感も出ます。

最近のモデルに比べると、解像度は少し落ちますが、細かい音までちゃんと再生します。また曲によっては低音のせいで、高音が引っ込んだように聞こえる場合もあります。

ジャンルはクラシック、ジャズ、ロック、JPOP、ボーカルなど適応力は広いですが、打ち込みには弱いです。したがってアニソンの一部やボカロなどには向きません。

また「ドンシャリ」系の音では無いので、ドンシャリが好きな人たちにも向きません。

ケーブルのタッチノイズは普通です。


SHE9700のフィット感について


イヤホン自体のフィット感は悪くありません。



SHE9700






PHILIPS SHE9700のスペック


装着方式 カナル型
構造 密閉型
駆動方式 ダイナミック型
ドライバーユニット 8.6mm
再生周波数帯域 6Hz〜23,500 Hz
出力音圧レベル 103 dB/1 mW
最大入力 50mW
インピーダンス 16Ω
コード 約0.6 m(U型) OFC
プラグ 3.5mm金メッキ ステレオミニプラグ
重量 10g
付属品 延長コード
ハンディポーチ
交換用イヤーピース(3サイズ)














PHILIPS SHE9700の音質とレビュー・評価 B級オーディオ・ファン