TOP > レコードプレーヤー用のアクセサリ > カートリッジ

DENON DL-8A

DL-8AはDL-8の改良型でDENONのレコードプレーヤーに、標準装備されていたMM型のカートリッジです。古いカタログブックを見る限り、単品での販売は無かったようです。

DL-8は1975年頃に登場したカートリッジで、DP-790に搭載されました。周波数帯域をMCカートリッジ並みの広帯域とし、高域共振を可聴帯域外に押し上げて特性をフラットにしています。カンチレバーはアルミ製です。

DL-8Aを最初に搭載したのはDP-1600やDP-1200ですので、1977年の登場ということになります。ボディの形状は共通、スペックも同じですが、どこを改良したのかなどは不明です。

交換針はDL-8用が「DSN-37」、DL-8A用が「DSN-42」で、レコードプレーヤーに装備されていたのは丸針ですが、交換針メーカーによっては丸針の他に楕円針が用意されていました。現在、ウチのDL-8Aが付けているのはナガオカ製の「44-42」です。

現在、交換針はJICOから販売されており、丸針と楕円針、それにSAS針があります。

DL-8Aを搭載していたレコードプレーヤーはDP-1100、DP-1200、DP-1600、DP-30L、DP-33F。輸出用モデルのDP-30S、DP-30LⅡなど。


DENON DL-8Aの仕様

発電方式:MM型
出力電圧:3mV
再生周波数帯域:20Hz~30kHz
チャンネルセパレーション:20dB
チャンネルバランス:2dB
負荷抵抗:50kΩ
負荷容量:100pF

針先:丸針・0.65mil、楕円針
針圧:1.7g~2.3g(最適 2g)
コンプライアンス:8×10-6/dyne
自重:5.7g

交換針は「DSN-42」。
 





MCカートリッジ
MMカートリッジ
ヘッドシェル
レコードプレーヤー
TOP





DENON DL-8A B級オーディオ・ファン




当サイトの文章や画像の著作権は管理人にあります。
常識の範囲内での文章の引用はかまいませんが
許諾なく写真・文章のコピー、転載、転用することは禁止します。


Copyright (C) B級オーディオ・ファン. All Rights Reserved