TOP > レコードプレーヤー用のアクセサリ > カートリッジ

ADC QLM30/Ⅱ

QLM30/Ⅱは1976年に発売されたADCのエントリーモデルで、Q30の後継機となります。

発売されていた頃はSHARE M44-7/G、PICKERRING AT/AMとともに、輸入カートリッジとしては8000円以下で買える一番安いモデルでした。
1974年にADCはBSR社に買収されたため、輸入・販売・アフターサービスはビーエスアールジャパンが行っています。

Qシリーズは初・中級用のカートリッジで、Q36、Q32、Q30の3タイプがあり、アメリカでは1971年に発売されています。
1975年に改良されてMK2となりますが、どうやらこの時に上級モデルのXLMとVLMに合わせて、QLMと名前が変わったようです。またQLM32とQLM36の間にQLM34がラインアップに加わりました。
QLMとは(Quality Low Mas)の略です。

日本での発売はXLM Mk2とVLM Mk2は1975年に行われていますが、QLM Mk2は1年ほど遅れて投入されたようです。

発電方式はIM型(インデュースドマグネット・・・磁気誘導型)ですが、これは他社のMI型(ムービングアイアン型)と名前が違うだけで構造はほぼ同じです。

ADCのカートリッジはローマス・軽針圧でも有名でしたが、さすがにQLM30/Ⅱはエントリーモデルということで、1~2gとビギナーでも扱いやすい針圧になっています。

純正の交換針はR-QLM30(4,000円)。現在は丸針となりますがJICOから「RQLM-30」が販売されています。

ヘッドシェルはADCのマグネシウム合金製の「LMG-1C」です。



ADC QLM30/Ⅱの仕様

発電方式:IM型
出力電圧:5.5mV
再生周波数帯域:10Hz~20kHz
チャンネルセパレーション:25dB
チャンネルバランス:
インピーダンス:40Ω

針先:楕円針・0.3×0.7mil
針圧:1~2g
自重:5.75g

価格 7,800円
交換針 R-QLM30(4,000円)
 





MCカートリッジ
MMカートリッジ
ヘッドシェル
レコードプレーヤー
TOP





ADC QLM30/Ⅱ B級オーディオ・ファン



当サイトの文章や画像の著作権は管理人にあります。
常識の範囲内での文章の引用はかまいませんが
許諾なく写真・文章のコピー、転載、転用することは禁止します。


Copyright (C) B級オーディオ・ファン. All Rights Reserved